わたしは「(資)文化財復元センター」の代表以外に、「特定非営利活動法人・画像による文化財復元研究会」というNPOの代表も兼ねています。
うちのNPOとして、昨年暮れに大阪府の「社会起業家支援プログラム」の補助金を頂き、「老人介護」と「写真復元」という事業を組み合わせ、お年寄りの持っている古い写真を綺麗に復元すると同時に、そのお年寄りの昔話を聞いてあげて、脳の活性化につなげようと言うプログラムなんだけど、そのときにお年寄りの持っている写真だけじゃなく、写真集になっている枚方の古い写真なども使って行ったところ、お年寄りの昔話が弾む。
そんな経験もあり、そのNPOとして、最近「枚方市制60周年」の記念事業として「枚方の古い写真」を集めて「写真展」をやりたいと思い、いろいろと市の関係機関を回って「予算」取りに奮闘しているのだが、その企画を地元のNPOセンターにも相談していたら、そのセンターのスタッフから、「同じように寝屋川市でも古い写真を探しているらしい」というFAXを頂いた。
この写真展の企画も、うちの「文化財復元技術」の応用により、ブログにも載せたように、痛んだ写真を綺麗に復元する技術を、言うならばデモする企画なので、さっそく寝屋川市の市史編纂課へ連絡をいれ、見本を持って昨日伺ってきた。
その編纂課の担当者のお二人と、1時間ほどいろいろとお話をしたのだが、うちの技術には非常に関心を示されたものの「あいにく、まだ写真が思うように集まっていない」との事。
私の考え方としては、そういう古い写真に限らず、市の貴重な資料は「整理」し、そして「活用」すべきだと思っていて、うちの地元の枚方市の担当部署にも「デジタルアーカイブ化」の売込みを始めたところで、膨大な資料は整理できていなかったり、あるいは閲覧により資料が痛むことを懸念して、なかなか思うように資料が活用されていないのが、どこの市でも実情のようである。
ただ、どこの担当者も資料の活用に関しては同意見であるが、「デジタルアーカイブ化」となると、予算も絡みすぐには実現できない様子である。
今回のこの「寝屋川市の古い写真」に関しても、ただ「寝屋川市史」の掲載だけに終わらず、貴重な資料として是非「デジタルアーカイブ化」の提案をして帰ってきました。
大阪府の「寝屋川市」の古い写真をお持ちの方があれば、「広報ねやがわ」を読まれて、ご協力願えればと思いブログに載せさせていただきました。
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