ユンクと量子力学と死後の世界

何やら変な取り合わせなのだが、最近「コンノケンイチ」の著書を続けて読んだ。

彼の著書は過去に読んだことも無く、精神世界とは無縁の人だと思っていた。

何故彼の著書に興味を持ったかと言うと、以前に「量子力学」と言うものを「津留晃一」の文章で知った。

 

信じるものを見る

 

 人にとって目に見えないものを信じるという事はなかなか難しいことのようです。誰も自分が確信できないものを信じようとはしません。しかしこの思考パターンを少し変更せざるを得ない現実が最近確認され始めました。その最たるものが量子物理学の世界です。

量子のミクロ世界では、見ようとする対象物は必ず見る側の影響を受けるというものです。我々人間の目は光で物を識別認識しますが、ミクロ対象物はこの光 により大きくゆがんでしまいます。即ち見ていないときと見ているときでは全く別の形を呈していることになります。ということは、我々が見ているものは、 我々が見ていないときの物とは全く別の物であるという事です。これまで我々は一体何を信じてきたのでしょう。目にした物しか信じようとしなかったのに、見 ているものは真実を表してはいないという事になります。

と、始まる文章がある。

意味が理解できず、当時ネットで調べたりYouTubeの動画を何本か見た。
それでもイマイチよく理解できなかった。

今回Amazonの検索に、「コンノケンイチ」の「死後の世界を突き止めた量子力学」と言うのがあり、もう一冊「ユングは知っていた」と言う本と、古本で買った。

まず死後の世界の文章に「スェルデンボルグ」と言う人が登場する。
彼の名前は何度か聞いているのだが、何やら死後の世界について随分と詳しく、著書もあるらしい・・・

彼は1688年生まれで、84歳で没しているのだが、死ぬまでの30年間に何度も「死後の世界」を訪れていると言う。

臨死体験の話はいくつもあるが、意図的に何度も行き来したと言えば「出口王仁三郎」の話を思い出す。

そのスェルデンボルグは著書が多く、150冊ほどの本を残している科学者であり、知識人らしい。
彼は「この世は霊界の一部であり、その中に浮かぶゴムまりのようなもの」だと言う。
そして、その境界は曖昧で、一部この世にも霊界がしみ込んでいるらしい・・・

その部分が結局物理学の常識を超えた、量子力学の世界だと、コンノケンイチは言う。

アィンシュタインと量子力学の研究者とのやり取りは、歴史的に有名らしく、実験結果として量子力学の方が正しいことが実証されているらしい・・・

例えば光は波であり、粒であるらしいが、しかしそれを1度に測定することはできないらしい・・
そこが「観察者」の意図が結果に反映されると言う話になる。

また、物質は突き詰めると原子の周りに電子がまわっているだけの世界となり、それらの物質の空間に占める割合は「10億分の1」と言う密度だと言う。

よく、スピュリチュアルの世界で、この世は幻だと言うのは、あながち間違いでもなく、物質と言えども人の思いも「エネルギー」だと言う。

時間と言うのも、実は量子力学的にいえば、光よりも早く超高速で、物質間の意思の伝達が行われるので、時間と言うものも存在しないと言える。

そのあたりの話を、死後の世界である「」の常識と、物理学以前の科学的常識は違うと言う。

そんな話や、ユングの「共時性」や「集団的無意識」の世界が、量子力学的には説明できると言う。

コンノケンイチ氏は、空間は「物質」だと言う。
だから、集合的無意識で、宇宙のすべてが繋がっていると言える。

また共時性も、違う場所で起きる因果律とは関係のない「偶然」も、空間が物質だから伝播すると言う。

彼は私と同じ、高卒だが、結構この手の話には詳しく、彼の言っていることをYouTubeの動画で調べても、一致していたりする。

但し、空間が物質だと言うのは、彼の持論であり、証明されているわけではないのだが・・・

私も経験から彼の言っていることは、当たっているように思う。

(資)文化財復元センター おおくま
004 009


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①-読書録
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