この本も「潜在意識」をキーワードに、アマゾンで検索したものである。
レビューを見るととても評価が高い。
ただ、タイトルが少しおかしいとは思ったが、とりあえず取り寄せた。
まずページを開くと
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< 心の中の幽霊 >
自分のことは自分が一番知っている。
・・・・・と、そう信じて、皆さんは暮らしています。
しかし本当でしょうか。
今かりに、自分自身もあずかりしらない心の働きがあると想像してみましょう。
私たちが普段その存在に気づかないのは、そうした心のはたらきがまさしく無意識のもので、自覚できないからなのではないでしょうか。
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と、始まるので、「おっ!!」と期待した。
少し話は変わるが、私はモノの判断基準が一般人と随分違う。
自問自答で答えが得られるのだが、その価値観はまるで違ったりする。
人はよく「他人は私のことを解ってくれない・・・」と言うのだが、果たしてそうだろうか?
私は逆だと思う。
つまり、周りのものは本人を「客観的」に見れるが、本人は「主観的」にしか自分のことを見れない人が大半である。
また、「敵を知り、己を知れば百戦危うからずや」と言うが、これも敵を知ることは比較的たやすい。
何故なら「客観的」に見れるから・・・
しかし、実は己を知る人はとても少ない。
そのあたりの事は、物事は主観的に観れば、本質を見誤ることを意味する。
また、さらに話は変わり、エハン・デラヴィ氏が、情報の判断は「プラス・マイナス・ニュートラル」と言っているが、両方の話を聴き、そして判断は自ら偏らない判断すべきと言う。
私は時々、意識的に「幽体離脱」を経験する。
実際に肉体から離れたと言うより、意識して、自分の意識を自分の外に置くことができる。
すると、部屋の天井付近に抜け出た自分が漂い、そして眼下にもう一人の自分の姿が見える。
その眼下の自分の言動を、抜け出た自分は「覚めた目」で、まるで他人の事のように、霊性に、いゃ冷静に見ている。
早い話が、自分のことを客観視できたりする。
そんな経験もあり、自分の中にもう一人の自分がいることを実感しているのだが、その存在について果てしてどれほど知り得ているのか?
その部分が無意識であり、潜在意識なのだろうと思うのだが、どうもこの著者は知覚心理学とかいう分野が専門らしく、確かにサブリミナルというのか、人の意識はどれほど「錯誤」を起こしているか?
どうもそのあたりの話を、東大での講義を元にして書かれた本の様である。
私はもっと「潜在意識」とは何ぞや??という話を期待したのだが、やたらと「○○論」や「××説」とかの話と比較が大半で、結局この本も間を飛ばして後半を読もうともしたのだが、それでも私の求めている情報が含まれないようなので、また途中で本を閉じてしまった。
実は同じ著者の本をもう一切買ったのだが、それが気になる。
(資)文化財復元センター おおくま
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