「愛への帰還」マリアン・ウィリアムソン著

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この本は先日エハン塾で、彼女をベストセラー作家だと言って紹介していたので、興味を持った。
 
エハン・デラヴィ氏は、アメリカでベストセラーと言えば100万部売り上げることだと言う。
彼女はすでに4つのベストセラーを持っていると言う。
 
彼女は「奇跡のコース」についての本をずっと書いているらしい・・・・
 
そこでAmazonで彼女の著書を検索すると、この本と「奇跡のコースの教え」と言うのがあり、古本で取り寄せた。
 
 
 
私はここ半年ほどの間に、守護霊からある人の本へ導かれたと思っている。
 
それを感じ出したとき、葉室頼昭氏と砂澤たまゑさんにまず意識が行った。
そして、HRRY山科氏の動画も全部見た・・・
 
このあたりは、まず日本の「神道」関係であるが、その次にはエハン・デラヴィ氏へと導かれた。
彼のエハン塾もすべて見たし、彼は日本の文化に興味を示す人であるが、しかしジャーナリストとしても「中立」的な判断基準の大切さを説き、またスーフィジャイナ教の教えも彼との関わりの中で知った。
 
そして鈴木秀子さんと言う、カトリックのシスターではあるが、宗教の枠を超えて「」を見つめていて、についても詳しい・・・
 
そんなわけで、私をこの仕事に導いた「目に見えない不思議な力」は、とうとう神道の枠からはみ出してしまった。
 
そして最近、チャクラに関して著書の多いキャロライン・メイスと言う女性に繋がった。
 
その間、私の意識はどんどん高くなっていると確信する。
つまり、一つの事に拘らず、多くのものを許容できるようになっているわけで。それは言い換えると「波動が上がった」ともいえるのではと思う。
 
そのキャロライン・メイスの著書は、彼女自身が神学の修士を取っているらしいが、宗教を超えて「」の世界に踏み込み、そしてあたかもそれが目に見える世界のように、疑うことなく自然に話をしている。
そこに私は学ぶべきものを見た。
 
 
さて、その次にこの著書に導かれたと思うのだが・・・・
 
しかし、彼女の2冊の本は、この本は1998年に出たものらしく、多分4冊のベストセラーの一つと思われる。
 
もう一つは2009年に出されているが、やはり古い順に読み始めた。
 
ただ、この本は「奇跡のコース」についての本らしく、肝心な奇跡のコースの内容を把握していないと、なんというか、かゆいところに手が届かない思いがする。
 
つまりやたらと「奇跡のコースには書かれているのだが」と言う話が多く、この著者はそれの解説書として書かれているわけだが、言うならば、教科書を見ずに参考書を見ているようなものである。
 
しかも話は断片的なものを寄せ集めたような感じで、半分ほど読んだのだが、最初の部分と中ほどの部分と比べても、別に内容が深くなったとは感じられない。
 
 

 
 
少し話は変わるのだが、私は写真を趣味と仕事としてやっていた時期があり、凝り性でこだわりを持つ私は「モノクロ写真」を極めようと随分頑張った時期がある。
 
モノクロ写真の世界にアンセル・アダムスと言う有名な写真家が居て、彼は「ゾーンシステム」と呼ばれる、モノクロの諧調を調整する方法を編み出した。
 
それを極めれば、どんな風景だって、諧調豊かな表現できる。
 
私はそれを極めるために数年を掛けて、フイルムの現像法をシステム化した。
 
さて・・・・
確かにその技術をある程度マスターしたら、当然それを「試したい」と思うわけだ・・・
 
意味が解る人は少ないだろうが、それから私が撮るようになった写真は、確かに飛ばす潰れずの諧調豊かな写真にはなったが、その写真は「作例」の域を出なくなってしまった。
 
つまり、「技術」を覚えると、それを活かすための写真を撮ろうとするわけだ。
 
それをわかりやすく言うと「技術におぼれる」ということになるのだが、本来「作品」とは「自己表現」であり、表現すべき「己の質の高さ」が問題になる。
 
それは、「自分を磨く」事であり、「技術を磨く」事ではない。
 
下手に技術を磨いたために、本来大事な「己の中身」をおろそかにし出したわけだ。
 
それ以前に撮っていた写真の方が、よほど「作品」として、他人に訴えるものがあった・・・・
 
 
 
話を戻すと、この著者のこの本はそれと似ているような気がする。
奇蹟のコース」と言う、とてつもなく高度な技術を身に着けたがために、「彼女自身」の人としての魅力を私はこの本から感じられなくなり、途中でまた本を閉じた・・・・
 
書かれている話も、教科書を抜きにすれば、さほど感動するほどの中身ではないように思った。
つまり作者自身の人としての意識の高さが、過去に出会った著者に比べても、決して高いとは思えない。
 
彼女より、キャロライン・メイスの方が、数段引き付けられるものを感じる。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
 
 
 
 
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