この本もチャクラについて書いた本である。
今まで紹介した中では「幸運体質になれる瞑想CDブック」 ⇒ 「幸せを開く7つの扉」 ⇒ 「7つのチャクラ」と読んだことになる。
この本はどちらかと言うと、「瞑想」についての本を数冊買って読んだのだが、その一つであるが、瞑想と言っても初心者の入門書が多く、それらには霊的な話は含まれないのだが、しかしこの本はサイキック能力のある著者が、それを活かしながら瞑想でいかに自分を高めるか?と言う視点で書かれているようで、『「視点を高める」 = 「幸運体質になれる」』と、いかにも出版社が売れるようなタイトルにしたかがすぐに判る。
前回の「幸せを開く・・・」というタイトルも、ホンマカイナァ??と疑いたくなるが、こういう安易なキャッチコピーで本が売れるような時代なのだろうか?
さて、この本は前半にまずスピリチュアルなものの考え方を説明している。
この手の本には共通するような話がほとんどなのでが、まず「すべての答えはあなた自身の中に在る」とでてくる。
これは健在意識が約3%であり、潜在意識が残りの部分であり、その中には「魂」もあれば、「内なる神」や「集合的無意識」も含まれるわけだから、何か自分が問いかければ、それは自分の中から答えが返ると言うことになる。
これはスピリチュアル系で完全に一致している考え方の様であるが、もう一つすべての出来事は必ず意味があるのだが、しかしそれは我々の顕在意識のレベルをはるかに超えているので、理解できないこともあるし、またむやみに私のように「何が原因か??」などは考えないほうがいいと言うのも、いくつかの書物に書かれている。
つまりは、理屈で考えるのは「左脳的」思考だが、そうではなく霊的なことは「右脳的」に感じるものであるということだと思う。
さて次にスピリチュアル系で大事なことは「自分を愛する」ということらしい・・・
我々日本人は、どうしても自分のことを後回しにするのだが、しかし逆に自分のことを大事に出来ないものは、他人を大事に出来ないと言うのが、西洋流の考え方らしく、聖書などにもその手の話はあるらしい・・・
そして、キリスト教でよく言われる「無条件の愛」の存在。
相手に何か与えるときは、見返りを求めない事、そして与えたものをどう使うかは相手の問題であり、そこに干渉しない事。
言うは易し、行いは難し・・・・
さて、チャクラの話になるのだが、「7つのチャクラ」や「・・・7つの扉」とあるように、一般的にチャクラは7つと言われることが多いが、この著者はそのほかにも後頭部の「ぼんのくぼ」と言われるところにもチャクラがあり、みんなで8か所だと言う。
実は「7つのチャクラ」の著者は別の本のタイトルに「第8のチャクラ―聖なる契りが宿る場所」という著書があるらしい・・・
まだ読んでいないので、その場所がこの著者の言っているところと同じなのかは判らないが、しかしそのチャクラの役割としては同じような効果があるらしい。
だだこの本、確かにチャクラに関しては、ただの「瞑想」の本よりは詳しいが、しかし「直感医療」の著者が書いた「7つのチャクラ」に比べると、圧倒的に霊的な話は少ないと思う。
またこの本の著者は、自分の意思で人生はコントロールできると言うのだが、しかし「7つのチャクラ」の著者は、あくまでも神の意思を素直に受け入れ、「委ねる」事の必要性を説いていた。
そのレベルで書かれていたから、私は多くをその本から学べたのだと思う。
(資)文化財復元センター おおくま
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