「プリンセス・トヨトミ」NETFLIX

っ・た・くぅ・・・・・

何なんだよ、この作品・・・・

なにやら直木賞の候補作らしいが、現実味がまるでない・・・

何やら「大阪」は、実は「独立国」として、明治政府に認められていたらしい・・・

東京から「会計検査院」の三人が、大阪のいくつかの組織の「補助金」の検査に来たのだが・・・

なにやら、不穏な動きを感知するが、なかなか尻尾がつかめない・・・

ただ、「鬼の松平」と異名をとる主任が、その謎を突き止めた。

それによると、大阪国の総理大臣曰く「資金難の明治政府に、資金を提供し、独立を認めさせた」と言う。

だけど・・・

私の知る情報じゃ、明治政府に資金を提供したのは、最終的にロスチャイルドに繋がる「ユダヤ資本」と言う話である。

まず、そこから無理があるし、また「プリンセス・トヨトミ」と言うくらいだから、豊臣の血を引く「姫」の存在があるわけだが・・・

話を聞いていると、当の「姫」もそれを知らないし、多くの「大阪国」の国民も、姫が誰だか知らないらしい・・・・

と、、荒唐無稽の作り話なのだが・・・

ただ、ここで問題とされているのは、その「大阪国」の存在を、父から子へ伝えるには条件があると言う。

まず16歳以上であること。

そして父の死が近いこと・・・・

実は会計主任の松平も、父親は大阪出身だが、離婚して母親と東京で育ったらしい・・・

若い頃、父親が仕事場に電話をしてきて、「話したいことがある」と言ったのに・・・

自分は忙しいと断った。

つまり自分は知らなかったが、「大阪国」の一員らしい・・・

で、実は自分の事と重なった想いがした。

私の母は若い頃に少し霊感があったらしいが、歳を取り少し精神に異常をきたし、入院したことがある。

退院後も、目つきに落ち着きが無く、私はまだ治っていないと思った。

そして、私は結婚したのだが・・・

別れた女房は、思いやりがあり、相手を大事にする。

だからそんな私の母親がよく訪ねてきたり、長電話をしてきても、女房は大切に対応をした。

だけど、私としては、母親の存在がうっとおしく思えたし、何度もそんな母親を叱ったりした。

母親はその後亡くなるのだが、兄貴に「剛由を頼む・・・」と、言って亡くなったと、兄からこの前聞いた。

だけど・・・

私は母親の葬儀の記録写真は撮ったものの、その後10年ほど墓参りにもいかなかった。

その事と、この主任の会計検査院が、父親の電話を無視したことと重なってしまった・・・

その主任検査員は最終的に、「大阪国」の存在を私は知らないと言って不問に伏した。

自分に父親の話を聞かなかった「悔い」が残ってのことだし、私も数年前から時々そんな母親の墓参りをするようになった。

大事なのは人としての「情」だと思う。

(資)文化財復元センター おおく

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