サムシンググレートと言う言葉は以前から聞いていた。
映画の話であるが、私はAmazonで「祈り」と言うキーワードで検索して、2つほどの本を注文したのだが、そのうちの1冊がこれである。
私は自分の試練から「信じる」事の大切さを学んだのだが、それは判るがそのためには「祈る」のが一番だと言う。
しかし、もともと無信心だった私としては、祈るってどうやるの?と言う感じで、具体的なイメージがなかなか湧かないのである。
で、具体的に祈る方法を探そうとして、Amazonで本を探したら、聞き覚えのある言葉が出てきた。
そう「祈り~サムシングクレーととの対話」と言う映画もあることだし、それを本にしたのか、あるいはそれに近い「サムシンググレート」について書かれたものだと思った。
ただ、この著者に対するレビューを読むと、どれも似たような内容だとある。
だとすれば、このタイトルが一番私の求めるものに近いのではと、取り寄せた。
で、昨夜寝付けなかったので、ベッドの中で読み始めた。
はじめの部分に著者の生い立ちが書かれ、祖母と両親の信心深さが書かれ、そして著者の学生時代の話になる。
そのあたりは「信じる」ことの大切さに繋がり、私も興味を覚え読み続けたのだが、だんだん著者の学者としての分野の話が、延々と続く。
この本、巻末に、元は天理教道友社より発行された本を改題し、加筆改正したものと有る。
私はもっと学者として、「神」との関わりについて書かれたものを期待していたのだが、天理教の書物が元になっているにしては、時々「サムシングクレート」という言葉は出てくるが、軽いノリで使われている程度で、科学と神との関わりにさほど深く触れるわけでもなく、ましては「祈り」について書かれたものでもなく、ただ自分の専門分野を説明する内容がメインとなっている様で、私が期待していた本ではなかったことが、残念であった。
(資)文化財復元センター おおくま
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