「いいことあります」ソニア・ショケット 著

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この本はたぶん「無意識・潜在意識」で検索した時のものだと思う。
 
中々思うようなものがなく、どちらかと言うと「引き寄せ本」だということは判っていたのだが、レビューでの評価が高く
中村天風、宇野千代、マーフィー、佐藤富雄などこの手の本を比較的たくさん読んできたほうだと思いますが、
この本1冊でよかったんだー、とつくづく思いました。
なんて書かれていたので、ついつられて注文した。
 
 
たぶん、それらを超える内容だろうと期待した。
古本で買ったのに、届いて表紙を見ると、新品同様に思えた。
 
で、読もうと手に取りページをめくろうとすると、何やらページの上部分にやたらと、折り曲げ跡が多い。
 
気になり開いてみると、その部分に鉛筆での書き込みがある。
 
っ、たくぅ・・・・
 
そこまでするほど大事な本なら、手放すなヨ!!といいたくなる・・・
 
 
先に、折り曲げた部分を直し、消しゴムで消してから読み始めたのだが、何か読み始めた途端に、「拒絶感」が湧いてきた。
 
レビューでの評価が高いし、作家仲間の推薦文などを見ても、初心者にとっては役立つ本だろうということは判る。
 
しかし、この手の本はすでに山と言うほど読んだ・・・・
 

 
引き寄せの基本と言うか、実践法を説かれているのだが、はじめて引き寄せをする人には、確かに1冊あればいい本だけど、逆にこの手の本を嫌と言うほど読んできた者にとっては「またかよぉ・・・・」と、もう見ただけで、耳にタコができてしまっていて、結局また本を閉じた。
 
 
あくる朝、他に読む本が届いていなかったので、また読み始めたが、それでも進まず、他に注文した本が届いたので、やはり、打ち止めとなった。
 
しかし、もし私が初めてこの手の本を手にしたのなら、きっと頑張ってみるとは思う。
 
 
 
そうそう・・・
 
それで思い出したが、私は昨日「自己のまわりをぐるぐる回る」と言う話をしたのだが、それは元々私は人の何倍も努力をするし、学習機能も働く。
 
だから、ちょっとした壁にぶつかると「ナニクソッ!!」と、逆にやる気が湧き、さらに努力する。
 
言い換えれば、マゾっ気があると言える。
だから、壁にぶつかると、それは試練だと思い、努力するが、いつまでたっても楽にならない。
 
 
そこで疑問が湧いたとき「引き寄せ」を知るのだが、この手の思考は「ポジティブシィンギング』一本やりで、自分の思考を変えれば、絶対に願いは変わると言い切るのだが、これもいろいろ考えると無理があると思う。
 
確かに自分一人の問題ならそれもいいが、共時性を考えると、必ずしも自分一人のものだいじゃなく、相対する何ものかが絡んでくるし、また東洋的思考では「人生は修行の場」ということになる。
 
そうすると、せっかく自分を高めるために修行の機会を与えられているのに、それを自分の思考だけで、変えられると思うのも、またムシのいい話だと思う。
 
 
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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①-読書録
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