この本は平成１３年に出版されているようである。
今回、催眠術関係の本を３冊取り寄せた。
その２冊はすでに紹介したように、自己催眠と言うより他者催眠の本だが、しかし催眠術と言うものを理解するにはベストであった。
で、その後潜在意識の本を数冊読んでみたが、いま一つ、求めているものと違う。
たぶんユング心理学と呼ばれるものが近いのではと、３冊セットの入門書も取り寄せたのだが、何分古本なので、別々の本屋から購入した関係で、届く順番が、最初のものが一番遅れた。
その間に、この催眠術の本を読み始めたが、この本もアマゾンのレビューの評価が高い。
確かに読み始めて感じたのだが、よく「催眠とは基本的に自己催眠である」と言われているが、全ては自分が潜在意識に許可を与えない限り、優秀な催眠術師でも、催眠をかけられないらしい。
また、レビューにもあるのだがも自己催眠についての本は、確かに中身の薄いものが多く、暗示文を載せている割に、それをだれがどうやって読むのか?
そのあたりの事すら書かれていなかったりする。
まさに名前だけの「自己催眠」だったりする。
一方、今回取り寄せた最初の２冊は、催眠術についてのノウハウを余すことなく披露しているが、逆に自分でかける催眠は少し触れられているだけである。
特にその著者は、現実主義とでもいおうか、霊的な話や、神、あるいは宇宙と言うような話は信じていないらしく、引き寄せの盲信者を皮肉り、「暗示より実行!!」と言う。
そのあたりの事を考えると、引き寄せ本はイメージングの大切さを強調はするが、しかしその具体的な暗示の掛け方、つまり催眠状態を作る方法は述べられていない。
そう考えると、私はその両方を橋渡しするようなものを探していたのだが、まさにこの本はその意味において、満足のいく中身の詰まったものと言える。
この辺は「こころ」の法則についてもかなり詳しく書かれており、どうもこの著者は随分日本に来ていた様で、日本向けに書かれたように思われる。
その心の法則として、「許し」や「不安」「怒り」などを取り除く暗示の掛け方などもあり、私は10日ほど前に、また引き寄せ関係の本に繋がり、守護霊に「再度、引き寄せをやるべきか?」と問いかけていたが、すぐには直観的な閃きが返らなかった。
しかし、この本を読んでいて、その答えと思える個所があった。
この本には催眠術の本としては珍しく「超意識」と言う言葉が出てきて、それが潜在意識のプログラムの書き換えを担当しているとか・・・
その超意識とのやり取りをイメージさせたり、いろんな願望についての暗示の掛け方なども書かれているし、また暗示の掛け方として、「自分の声で録音する」方法がベストであるとか、また睡眠中にも流すと効果があることがちゃんと書かれており、私の以前のやり方が間違っていなかったことを証明できた。
ではなぜ１年ほど前に引き寄せられなかったのか?
どうしてもそこが気になるのだが、まず考えられることはこの本にも書かれているのだが、願望が叶う前に、逆に状況が悪くなることがある。
このことは以前にも聞いたことがある。
もう一つは、やはり１年前の私の「意識」のレベルだろうと思う。
確かに願望を叶えるには、すでにそれが叶った状況をイメージする必要があるのだが、しかし願望と現状ではかなり違いがある。
そうするとその願望を口にしたときに、根が正直で嘘や隠し事ができない私の性分としては、なんとかその正体を「信じようと努力」するのだが、時々自分がウソを言っているような気になった。
そして、もう一つ、「努力」すればするほど、願望は叶えにくい。
それも私の性分として、常に人の何倍も努力してきたものだから、どうしても力んでしまう。
結局そんなところがまだ「引き寄せ」を実現するには至らなかったものと思う。
そのあたりを半年ほど前から、ずいぶんと改善できた。
だから、また引き寄せに再挑戦したら?と、守護霊が導いてくれたのではないかということが、先ほどの私が守護霊に問いかけた答えとして、この本を読んでいて解った。
(資)文化財復元センター おおくま
コメント