福岡 正信 と言うオトコ・・・・

昨日facebookでこのオトコの存在を知った。

私は本来、無農薬やオーガニックにはほとんど興味が無い。

ましては健康オタクが、長生きするとも思わない。

その動画で

今の農法と言うのは
人間の智慧でやった農法
弥生時代 その前の縄文時代は
人間の知恵じゃなくて
人間も自然の一員として生活していたことが
そのまま農業の方におよぼす
人間の知恵を否定 科学を否定し
文明を否定したら
残るのは自然農法
原点に帰った自然農法しか残らない

にゃるほど・・・・
ただこの話だけでは自然農法が良いかどうかは判らない。

さらに・・・・

革命と言うものは
このわら一本からでもおこせる
このわらは軽くて小さい
だが人びとは
このわらの重さを知らない
このわらの真価を
多くの人が知れば
人間革命がおこり
国家社会を動かす力となる

なにやら哲学的なことを言う。
この言葉が私に興味を抱かせた。

ただの無学な百姓じゃなさそうだ・・・・

彼は元々農林学校で学び、横浜税関で「植物検査」の研究に没頭していたが、急性肺炎にかかり生死をさまよう。
この話で思い出すのが「葉室 頼昭」と言うオトコ

彼は公家の出であるが、若い頃肺結核で死にかかるが、奇跡的に病気が治り、長く形成外科医をしていたが、晩年に春日大社の宮司となる。

その葉室 頼昭氏と似たところがあるのだが、人間 どうやら死にかけると、今まで見えなかったことが見えてくるらしい・・・

今思えば、私も幼稚園に上がる前にバイクとブぶつかった。
当時住んでいた家の横にお稲荷さんがあり、そこでよく遊んでいたが、そこの横を飛び出し道路へ出た時に、豆腐売りのバイクとぶつかった。
その豆腐売りの実家が、どういうわけかお寺だったと言う。

たぶんお稲荷さんとお寺の仏さんが、私を救ってくれたものだと思う。

話を戻すが、この福岡正信と言うオトコ、それ以後、自分が研究していた植物学を捨て、逆に「無農薬」に挑み始めたらしい・・・
つまり、ちゃんと植物の基礎を知っていて、それを否定して自然に任せると言う結論に達したものと思う。

奇跡のリンゴもそうなのだが、今の農業は人間が要らない労力をかけ過ぎているし、農薬に頼りすぎている。

しかしながら「自然」には、「人間の及ばない力」がある。
それに任せるべきだと言うのだが、このあたりは私の考えに似ている。

私の「画像による文化財復元」は、デジタルであり、物質として復元するものではない。
で、何故朽ち果てたものを、わざわざ復元する必要があるのか?

それは「ナカミ」に価値があると私は思う。
ナカミとは「人の思い」がそこに詰まっている。

現在の人びとは、科学万能だと過信しているし、化学の進歩が生活を潤し、便利にしてくれるものだと思っている。
しかし私に言わせる、人間、楽をすると、だんだん退化する。

楽をすると、頭を使わなくても済むから、アホになる・・・
智慧を絞ろうと、自分の頭を使わなければ、人間使わない能力はだんだん退化する。

だから・・・
現代人は昔の人に比べて、進化したのではなく、明らかに退化していると私は思う。
昔はそんな智慧や技術は「徒弟制度」で、受け継がれてきた。
しかし現代それは死語と化した。

つまり「人」から「人」へ、直接受け継がれなくなった。

だからどんどん人間は馬鹿なことをやり始めた・・・
自分の事しか考えられなくなった。

このままいけば、間違いなく人類は自滅する。

それにブレーキをかけるには、「過去から学ぶ」しかない。
だから文化財は物質に価値があるのではなく、そこに宿っている「智慧」を甦らせ、後世に繋ぐ・・・・

それが私の考えなのだが、このオトコはその人間の智慧より、さらに「自然」の力の方が上だと言う。

そこで思い出すのだが、先日、放射線成分を無害化する最近、いゃ細菌が最近見つかったと言う・・・・オイオイ

もう一つの話に広島や長崎の被爆地に、当時数十年間植物は生えないだろうと言われたらしいが、現実は数年で生えはじめた。
逆に現代の東京などでは、こうはいかないと言う。

違いは何か?
それは現代はアスファルトであるが、当時は「土」だった・・・・

つまり、自然には我々の「科学」の及ばないほどの力があるということだと思う。

福岡氏はその「自然の力」に任せるべきだと言う。

ただ、もう一つ私が健康オタクが長生きするとは限らないと言うのは、福岡氏も葉室氏も奇跡的に病気が治っている。
実は私も「慢性胃潰瘍」だったのが、あるきっかけでそれが消えた・・・・

それも人間が持つ「自然治癒力」だと思うし、これは逆に考えると農薬やら体に悪い食物をたべたとしても「ある程度」自然治癒力で無力化されるのではないかと私は考える。

   
自然は偉大なり・・・・
  

(資)文化財復元センター おおくま

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