山梨からの位牌の解読依頼

数日前、ドアをノックする音がした。
また宅配便か、あるいはこの建物の関係者からと思ったが、ドアを開けると年配の人が立っておられた。

聴くところによると、8月のテレビを見られたらしく、連絡もなくいきなり山梨から来られたとのこと。

たまたま居たからいいものの、留守だと申し訳がない。

先祖の位牌をお持ちになり、出来るだけ読めのようにしてほしいとのこと。
虫メガネを取出し、光にかざしてみると、肉眼では読み取れないくらいの薄さで、文字らしきものが書かれていたことが解る。

早速、このビルの1回に郵便局があり、そこで降ろされて費用を払われ、帰って行かれた。

早速取り掛かったが、カラー撮影と赤外線撮影を行った。

ところが赤外線撮影では、撮影画像を見る限り文字らしきものは確認できず、今後どうすべきかと考えたのだが・・・

パソコンに持ち込み、いろいろと画像処理をしてみると、カラー画像にも、赤外線画像にも同じ程度の、うっすらとして文字が映っていることが解った。

いろいろと、あの手この手で弄繰り回し、なんとか文字はすべて読めるものとなった。

(資)文化財復元センター  おおくま

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