「路上のソリスト」αビデオ

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4本ほど続けて、音楽をテーマにした物語を見た。
 
この映画2000年のアメリカ映画だと言う。
 
ジュリアード音楽院に通ったことのある路上生活者と、それを記事にする新聞記者の話である。
 
ジュリアードと言えば、音楽映画にはよく出てくる、名門らしい・・・・
4本の中に、もう一人、若くしてジュリアードに通う話が有るくらい。
 
 
で、どうも実話らしい・・・
 
実際にそういう人がいたらしい・・・・・
 
 
彼はジュリアードを1年で退学しているが、どうも耳元で人の話し声が聞こえるようになり、音楽に没頭できなくなり、学校を去っている。
 
先日「人の痛みが解るようになりました」と言う人の話をした。
何やら、人は人生経験で、そうなるらしい・・・・
 
でも、それは思い込みにすぎず、人の痛みと快感は紙一重。
人によって感じ方も違うし、ましては苦痛も限界を超えると「快感」になる。
俗に「はまる」ということかな・・・
 
 

 
同じように「キチガイと天才は紙一重」ともいう。
 
この主人公の路上生活者は、まさにこれで・・・・
 
記者はその彼の才能を見抜き、何とか音楽環境を整えようとしたり、また生活環境も整えるのだが・・・
 
結局、彼はそういうととのえられた環境になじめない。
 
 
 
私自身もよく経験することなのだが、他人に対し、「その人のため」と思い、心を砕くのだがなかなか受け入れられない。
 
ただそんな時、本人がやりたいことをただやらせることより、本人の意識を変えさせることが、実は「本人のため」だったりする。
つまり、本人の意識が低いと、そこまで考えが及ばないから・・・・
 
 
でも、どちらが正しいのか?? 一概には言えない面もあり、ケースバイケースなんだと思う。
 
ただこの映画の場合、記者は彼のために環境を整えるのだが、ある意味精神に異常をきたしている本人は、それに不安を感じ受け入れない・・・・
 
 
 
少し話は変わるが、この天才的な路上生活者は、訳の分からないことをとても早口で話す。
 
この「早口」なのは、頭の回転が速いものの特徴らしく、ずいぶん前に出会い系で知り合った女性、「自称・IQ230」だと言う。
 
実は、IQのテストではそんな数字はないらしい・・・・
 
でも、まったくのウソを言っているとも思えないのだが、彼女は子供の時からずば抜けた知能を示し、日本の教育では対処できないので、小さい時からイギリスの学校で寄宿舎生活をしていて、大学を出てから日本に帰ったらしい・・・
子供の頃、よく教科書を忘れて行ったが、無くてもそらんじられたと言う。
 
どうも日本人には少ない「格の高い」英語の資格を持っているらしい・・・
 
 
ただ一度だけ、電話で話したことがあるが、とても早口で情緒不安定であった。
 
どうもある種の病気で、それの対処法が日本になく、イギリスで暮らしたと言う。
 
同じ病気で「黒柳哲子」が居ると言う・・・
そう言われれば、彼女も早口で頭の回転が速い。
 
 
それと、その時調べたのだが、IQは年齢に応じたテスト法があるらしく、幼少期の彼女はそんな数値を示したのかもしれない。
 
実は私はアホのいく職業高校しか出ていないが、1年の時に担任との面談の時、教師が席を離れた時に書類を見たら・・・
 
確か、「130」くらいの数字が記されていた。イャホンマ
 
ただ、落ちこぼれのいく高校だが、同じクラスに私の数値を上回るものが居て、確か「150」と書かれていたように思う。
 
 
そう、キチガイと天才は紙一重であるが「アホと天才」も紙一重である。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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①-読書録
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