画像処理による復元-1

  ■赤外線や紫外線による撮影では、良い結果が得られないことが、多々あります。

以前から行われていた特殊撮影による画像だけでは、ハッキリとした成果が現れない事が、しばしば起こります。

数百年を経て黒ずみ、そして画像も薄れて、ほとんど目視では見えなくなったものなどの中には、墨で描かれているにも関わらず、普通の白黒画像よりは見えるものの、赤外線画像においても、わずかな情報しか得られない物が、多く存在します。

一方紫外線画像においても厚く塗られた顔料などは、明るく反応するものの、その画像のみではとても復元に至らない事が有ります。

 

  
カラー画像
 
モノクロ画像
 カラー画像 モノクロ画像
カラー写真の撮影は、多くの場合目視により得られる情報より、

細部の確認に有利な様です。


 白黒写真は、若干の感色性の問題を含みますが、
カラー画像から色の要素を取り除き、

濃淡のみに置き換えられた画像で、
得られる情報は限られます。     
 
 
紫外線画像
  
赤外線画像
紫外線画像 赤外線画像
紫外線画像は、白などの明るい顔料によく反応し、
場合によっては、濃淡に赤外線画象よりコントラストが付き、
良い結果を得れる事も有ります。
 本来、赤外線画象は薄くなった墨などに反応し、
画像にもう少しメリハリが付いたり、
目視より多くの情報を得られやすいのですが、
しかしながらこの様に良い成果を得られない事も有ります。

 

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