先日から「海猿」を見て感動し、霊的レベルの高さを感じたのだが、今日またYouTubeを検索していると「風を感じて 四川大地震記録映画 」と言う動画を見つけた。
少し日本語の説明があり、四川大地震にボランティア活動で駆け付けた日本人の記録とある。
もう、地震からずいぶんと経ったのだが、どうも地震後1年ほどの時期に作られたものらしい・・・・
私は中国とはいろいろと縁がある。
元々写真をやっている時にも中国に実在する、桂林や黄山の「山水画」の世界に魅せられ、写真を撮りに行ったことがある。
また文化財の復元の仕事を始めてからも、北京にも行ったし、シルクロードにも行った。
しかし、実はそれ以外に個人的に中国とかなり縁が深い。
私は離婚しており、ネットの「出会い系」で次のパートナーを探し続けていた。
10年以上にわたり、一つのサイトで、500人を超える人とやり取りを経験しているが、その中には多くの中国女性もいる。
その一人が四川省の大学で、日本語の教師をしていた。
もう10年ほど前の話だが、中国人の話す日本語には、中国人独特のなまりがある。
ところがその四川省の成都の彼女から、メールのやり取りを始めてからいきなり国際電話が掛かってきた。
いゃ、最初は誰だか分らなかったし、まさか中国人であるとは思えないほど、癖のない日本語であった。
その彼女をその後一度、春節の休みに日本に招聘したことが有った。
「四川に三美あり」と彼女は言うが、四川料理・風景、そして美人のことを指すらしい・・・
四川省は楊貴妃の故郷らしく、四川の女は確かに美人が多い。
彼女のその一人なのだが、10日ほど日本に滞在する予定が、ある日彼女を家に残し近くに買い物に行ったところ、どういうわけか私は人身事故を起こした。
普段は安全運転を心掛けているのに、その時に限って原付とぶつかった。
同じ日にその四川省の彼女の母親は、同じ時間帯に自転車に乗っていて、車にはねられ意識不明になったと、その母親が担ぎ込まれた病院の女医をしている彼女の妹からメールが入った。
彼女は急いで中国にもどったが、その時、私は彼女とは結ばれない運命であることを悟った。
ユングのシンクロニシティそのものだが、同じ日の同じ時間帯に私は人身事故の加害者となり、彼女の母親は同時に中国で被害者となった。
それから二人は縁が切れたのだが、それから数年してこの地震が起きた。
私は彼女の安否が気になり、メールを入れたが返事がない。
ちょうどその時期に、北京のJICA事務所に勤める中国人とやり取りをしていたので、その人に彼女の安否を確かめてもらったら、電話連絡がついたらしく、元気なことが確かめられた。
また、別な話だが、この四川大地震に日本の救援組織から駆け付けた人たちがいたのだが、中国は最初は拒んだと言う。
三日後に救援要請があり、東京の消防局の特殊救難隊が現地入りをしたが、結局スタートが遅れ、生存者の救援はならず、遺体の回収しかできなかったが、それでも遺体に対する日本人の哀悼の意をみて、現地の人は感動したと言う。
実は関東大震災の時に、逆に中国から真っ先に駆け付けた人たちがいた。
大本の教祖、出口王仁三郎と協力関係にあった「世界紅卍字会」と言う、今の赤十字のような活動をしていた中国の奉仕団体の人々である。
彼等は大量の銀と米を、真っ先に日本に届けたと言う。
ところがこの組織を創った人の孫と、同じく「出会い系」で縁が繋がったことがある。
彼女は垢抜けた長身の美女なのだが、日本語もできないのに彼女からメールを入れてきた。
彼女も日本に遊びに来る予定になっていたが、突然連絡が取れなくなった。
それからまた半年ほどして、連絡が入ったが、またしばらくすると連絡が途絶えた・・・・
結局彼女とも進展はないままなのだが、それらのことから、私のパートナーは日本人でなければならないことを悟った。
そんな感じで、個人的にも縁があるのだが、やはり人と人は真心で繋がれば、判り合えるものだと信じている。
(資)文化財復元センター おおくま
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