私は自分で言うのもなんだが、「完全主義者」らしい・・・
きっちりしないと気が済まないし、努力しないと気が済まない。
物事はできるだけ積極的に受け取るように心がけているし、試練を受けても「ナニクソッ!!」と頑張るだけの、強い精神を持っている。
それは確かに並みではなく、「ハガネ」のごとき強さだと思う。
そんな性格だから、どうしても「精神的弱者」の気持ちが理解できない。
落ちこぼれ・登校拒否・自閉症・・・・・そんな人たちの気持ちが解らないし、私にすれば「努力が足らん・・・」と思ってしまうのだが、私の離婚の理由の一つに「性格の不一致」というモノがある。
私は人は経験を活かして生長するものだと言う考え方だから、何をやっても、1度目よりは2度目、2度目よりは3度目とだんだん慣れて、短時間で処理出来たり、上達するのが当たり前と考える私と、何をさせても人の2倍はおろか、3倍の時間がかかる。
また、何度繰り返しても、最初から同じことを繰り返す・・・
そんな女房に対して、最初は優しく言って聞かすが、それでも直らない・・・
何度も何度も、同じことを繰り返すものだから、こちらの言い方もだんだんきつくなった。
そして、最後には怒ってしまうのだが、女房はそれでも直さず、最後には「貝」になった。
と、離婚後の体験を語っていたのだが、ある時私が女房を理解しょうとしていなかったことに気が付いた。
それも、「学び」なのだが、歳を取ってくると、どうも女房だけが特別どんくさいのではなく、むしろ私の方が一般常識はずれのパワーを持っていることに気が付いた。
そんな男だから「うつ」なんてなものにも縁がない。
でも、この映画を見て「ツレ」と亭主を呼ぶ主人公なのだが、最初は旦那を他人行儀にツレと呼ぶなんて・・・・と違和感があったが、途中からその意味が理解できた。
そう「人生のつれあい」なんだよなぁ・・・・
「夫婦とは何か?」を考えさせられたいい映画である。
(資)文化財復元センター おおくま
コメント