この本は1986年に出されたものであり、すでに30年近く経っている。
易経の中でも、哲学的と言うより「易占」に特化されたものと言える。
著者は当時、週刊誌などに占いの記事を載せていたらしい・・・
だから、卦辞や爻辞(こうじ)の解釈にも俗っぽいところがところどころある。
当時は、まだ「平凡パンチ」や「プレイボーイ」などが有った時代だと思うし、「11PM」もあっただろうが、そこまでひどくはないが、性的な事や男女のことも頻繁に出てくる。
ただ、今読んでも時代遅れと言うほどでもなく、結構詳しく書かれている。
また、いまどきの占いの本には珍しいが、ペン画のイラストを使っていたりする。
私はいくつもの本から卦辞(かじ)や爻辞(こうじ)の内容を抜出し、エクセルを使って、瞬時に結果を比較できるようにしているので、その「解釈」は、多い方がよりリアリティが増すので、今回も一読すると言うより、まずそれらをパソコンに入力した。
約二日がかりの作業であったが、結構ページ数があり、本を開いて入力するのに、大きなグリップを使った。
本は痛むが、もともと古本なので問題はない。
あと2冊、易占の本を取り寄せており、それらも入力するつもりだが、易を使って神との対話をしていて、大方は意味が解るが、解釈に迷うものも少しはあり、それらの解釈には、著者の独自の解釈が役立つ。
(資)文化財復元センター おおくま
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