研修記録-2

文化財復元センターにて研修7日目。
相変わらず何もできないが、
初めからできたら修行などいらないので、地道に研鑽を積みたいと思う。    
古写真の復元作業を引き続き行う。
今日はお父さんの着物部分を重点的に取り組んだ。  
   
 
   
現状画像
現状画像
修正画像
復元画像

細部をこちょこちょ作業していると、大隈先生にまずは全体のトーンを整えるようアドバイスいただく。
鉛筆デッサンに通じるものがあると思った。
        

    
木を見て森を見ず。
細部にこだわるのではなく、全体を見る目を養いたい。
印象派画家の絵は、近くで見ると絵の具がそのまま塗りたくってあるように見えるが、
離れて見ると絵として成り立っている。
        
    
しかもきれいにグラデーションで均した絵よりも、エッジが効いて鮮明だ。
人間の目は案外いい加減だ。
主観にとらわれないように、客観的に見ながら作業を進めたい。  
永田千佳
カテゴリー
②-復元技術
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