大阪府の文化財担当者の一人に、「久米 雅雄」さんと言われる方が居られる。
久米氏は府の職員であると同時に、『文学博士』という肩書きを持っておられ、『落款』の研究者として有名な方で、著書もある。
その方が11/3(土)に、福岡で行われる「第一回 志賀島歴史シンポジウム」にパネリストとして参加される。
シンポジウムのタイトルは<金印、「漢委奴国王」の真実に迫る。>と題されていて、国宝となっているこの金印は、同島住民が江戸時代に発見したとされているが、どうも近年の調査でも確定的な証拠が得られないという。
その件について、久米氏は「漢委奴国王」とは「奴国」ではなく、「委奴(いと)国(伊都国)」を指し志賀島外から出土したものとの持論を持たれているとの事。
これに対して、福岡の教育委員課長の塩屋勝利氏が出席し、定説の正当性を主張するという。
まさに古代史のロマンの世界であるが、うちでも先日、久米氏には落款の文字の判読でお世話になっている。
興味のある方は参加されては・・・
日時/平成19年11月3日(土)午後1時?午後4時
会場/志賀島小学校講堂
(福岡市東区大字志賀島1566番地1)
入場無料/申し込み不要/自由参加/定員200名
パネリスト
岡本 顕實 塩屋 勝利
折居 正勝 久米 雅雄
司会
福岡市教育委員会 文化財整備課長
横山 邦継
コメント
金印は細石神社の秘宝だったのを黒田藩主が取り上げた、という説をどこかで聞いたように思います。古田史学会の力石さんからだったような気もしますが。シンポジウムに出かけてみようと思っています。ニュース知らせ頂きありがとうございました。