これまで多くの文化的価値を有するものを、復元してきた。
この仕事を初めてすでに12年、小さいもの・個人所有のものを含めると、すでに100をゆうに超える。
また、地元の国会議員と文化庁へ紹介にも行った。
されど・・・
文化財保護の補助金は、実物の文化財の修復等には降りても、デジタル復元はその対象として扱われていない。
つまり、費用は全額所有者負担となる。
研究者が行う研究目的の復元は、国の研究費で行われ、ずいぶん高額となるが、うちが行う復元は、実用的に「デジタル画像」という形をとるので、費用は一桁も二桁も下がる。
さりとて、全額所有者負担は、まさに大きな負担となる。
文化財は貴重だとか、 意義があるといくら唱えても、費用が出ていくだけでは、やりたくてもできないところが非常に多い。
そこで最近国の補助金も幅が広くなり、文化財保護だけではなく、「地元の観光資源の活用」名目で補助金が降りたりする。
文化財もその対象となっており、文化財を観光資源として活用することで、費用の一部、あるいはむしろ収益が上がることもある。
そういう制度をうまく活用し、そして「文化財の復元」は多くのマスコミで、大きく取り上げられる。
うまく活用できれば、観光客が増え、拝観料やお賽銭の増加も可能となる。
そんな方法について、(資)文化財復元センターとしての提案書を作りました。
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