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私は何度か、テレビ局の依頼で「軍事郵便」の復元を手掛けている。
や
このほかにも、表には出ていないが、「NHK神戸」の若いディレクターの依頼で、数枚の復元を手掛けたのだが・・・・
戦時中、外地で戦っていた日本兵から、家族への便りだが、実はその中の多くに「検閲」が入り、部分的に墨で塗りつぶされたものが多い。
どういう部分が塗りつぶされたのか?
それは戦時中であり、それぞれの「部隊」が、「いつ」「どこに」居るのか?
つまり「敵のスパイ」が一番知りたい情報は、ことごとく塗りつぶされているのだが、中には2重・3重に塗りつぶされたものも多い。
私の復元技術は、「見えなくなったものの視覚化」がメインだが、逆に「塗りつぶされたもの」の視覚化もいくつも手掛けている。
で・・・・
その練習のために、ネットオークションで「軍事郵便」というキーワードで検索すると、2千通以上の出品が確認できた。
で・・・・
それらをひとつひとつ確認すると・・・
「塗りつぶされたはがき」が数点しかなかった。
で・・・・
それらの出品物の頭に「エンタイア」と書かれているのだが・・・
意味が解らず、ネットで調べると
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切手収集における「エンタイア」とは、切手が貼ってある状態の使用済みハガキや封筒のことを指します。
ちなみに、切手だけ切り取ったものは「エンタイア」とは呼べません。それらは「紙付き切手」や「オンピース」、あるいは「エンタイアカット」「エンタカット」などと呼ばれます。
エンタイアの価値は、貼ってある切手の種類や年代の他、郵送した日付や経路、消印によっても大きく異なります。歴史的価値のあるエンタイアであれば、書いている内容や宛先などによっても価値が大幅に上下します。
その当時に押された消印や、あるいは地方限定の消印などに惹かれる切手収集家も多く、切手単体よりも更に深いレベルの探求が可能です。
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と、書かれていたのだが、私も子供のころ、趣味で「記念切手」を集めていた時期があり、基本は「未使用」なのだが、当時よく雑誌の広告に「海外の使用済切手のセット」があった。
まぁ、「切手の収集」は、趣味として当時流行ったが、現在ではあまり目にしない。
ただ、この「エンタイア」と呼ばれるコレクションは、今でも結構いるらしく、はがき1枚で、1000円くらいしていたり、中には「3500円」という値段がついていた。
びっくりして、詳細を見ると「神風特攻隊云々」とか書かれていたのだが・・・
まぁ、アンティークコレクションとして「古い絵ハガキ」を集めるのは分かるが、エンタイアとして出品されているものは、家族あての「私信」である。
いくら消印やあるいは「有名人」の名前があろうと・・・・
そんな見ず知らずの「家族あての私信」を、コレクションの対象にする「市場」が存在する意味を私は理解できない。
私信には「おもい」がいっぱい詰まっているのに、それを無関係の第三者が売り買いするなんて・・・・
で・・・・
少し話しは変わるが、時々「金」の売買記録の復元依頼がある。
これは「現物資産」として、延べ棒を何本も購入されているらしく、金は値上がりがあり、売るともうかるが、それには「税金」が付くらしい・・・
つまり、仕入れがいくらだったかによって、税金が変わる。
それは分かるのだが、もう一つ復元依頼があったのは「アンティーク時計」の修理伝票なのだが、一寸私には考えられないような「高値」で売買されているらしい・・・
私にはやはり理解ではないのだが、「数百万する時計」と、私のような「数千円の時計」と、何が違うのだろう・・・
高い時計だと、時間がゆっくり進むのか?
価値のある一生を過ごせるのか・・・
どちらも「時間」には変わりがないんだけど・・・
くまさん

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