②-思い (我思う故に我あり)

「尽くす」ということ・・・(昔ばなし)

Views: 3

よく出会い系のプロフイールに「尽くすタイプ」と書かれている。 相手からすれば、願ったり適ったり・・・


で、あればいいんだけど、実は違ったりするわけ。

あるやり取りをしたバツイチなんだけど、東京で貿易関係の会社をやっていたけど、ネットで知り合った北海道の漁師のもとに嫁いだ。

彼女は専業主婦願望が強いらしく、仕事もせずに「旦那に尽くした」らしい・・・

毎日毎日、手料理を作って食べさせたのに「おいしい」の一言も言わない。

だから1年と絶たずに別れて帰って来た。

本人曰く「おいしいと言いながら食べるのは当然!!」だと言う。

にゃるほど・・・ それは旦那が悪い・・・ と、考えるか否かだと思うわけ。

つまり彼女としては、「手料理を一生懸命作って食べさせる事」=「尽くす」事だと思っている。

多分多くの女性はそう考え、おいしそうに食べない旦那に不満を持っていると思う。

だけど、僕はこれって「尽くす」事とは全然関係ない話だと思うわけ。

これって「おもいやり」の範疇じゃないかなぁ・・・

「相手のからだを気遣う気持ち」が自然とそうさせるのだと思う。

じゃ、尽くすって?

たとえばオンナはオトコの全てが「手料理」を歓ぶものであり、それをおいしそうに食べるのは当然だと思っていると思うけど・・・

でも、状況によるよ・・・

たとえば、別れた嫁さんは「一生懸命心を込めて料理を作る」そう、本人はそうしているつもりなんだけど、なにぶん何をさせてもヒトの2倍以上の時間が掛かる。

で、スタジオで一緒に仕事をしていたんだけど、忙しい時でも11時頃からお昼ご飯の準備を始め、下手をすると12時に間に合わない・・・

今度は後片付け・・・

また30分・・・・

何をさせてもこんな調子・・・

でも、僕はそんな手料理より、「シゴト」を早くやって欲しいと思うのがホンネなんよ・・

「時は金なり」なんよ・・・

時間がもったいないと思ってしまう。

多分北海道の漁師も同じじゃないかなぁ・・・

ホントに相手が「それを求めている」のか?


一番大事なのはそこだと思うよ?
よく「自分が嫌な事はヒトにはしない」「自分が気持ちいい事は、相手も気持ちいい」と言うよね?

でも、必ずしもそうでもないわけ・・・

前にも言ったようにヒトそれぞれ・・・ 痛みと快感は紙一重・・

自分の感覚が必ずしも相手と同じではないと言う事を、ちゃんと理解していないと、実は「尽くす」のではなく「押し付けている」事になりかねないんよ・・・

まして、尽くすと言う感覚は、少なくてもそれと「対等のお返し」を期待していないから、尽くすと言う、いわば「満足感」が獲られるわけやん?

それを「おいしいと言わなかった」と不満をもつのは、これは対価を求めているのと違うやろか?

僕はそれこそ「愛してるよ」と一緒だと思う・・・

毎日毎日、それを口にするのが当然なのか? 口にしなくても相手の反応で伝わってこないだろうか?

それこそ、感覚の違いじゃないかなぁ・・・・

言おうが言うまいが、相手のからだを気遣う気持ちが有れば、栄養のあるおいしいものを「食べさせてあげたい」と思わないかなぁ・・・

僕はそれぞれが自分の事を優先するより、相手の事を優先しあえば、それは結果として、自分に返ってくるわけやん?

そしてそれは、互いに満足の行くものじゃないかなぁ・・・

  くまさん

コメント

タイトルとURLをコピーしました