1-復元系

アナログからデジタルへ・・・そして生成AIへ

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私は「写真」をもう50年以上やっているんだけど・・・

50年前には「デジタルカメラ」は勿論無いし、カメラといえば当然「フィルムカメラ」つまり「アナログ写真」の時代なんだけど、写真には「露出」という一番大事な問題があり、

「シャッタースピード」×「絞り値」=「適正露出」

という関係があり、この基本が理解できないとまともな写真は撮れなかった。

ところがちょうど私が写真を始めたころに、「AE」と言って露出の自動化が始まり、そして「AF」つまりピントが自動で合う時代へと進化した。

まぁその程度のことはプロのカメラマンにとっても便利な機能なんだけど、これがパソコンが普及しだして「デジタル」の時代へ変わっていった。

この「デジタル」の進化は、カメラマンに限らず多くの「専門技術者」を失業へと追いやった。

つまり専門知識がなくてもクリエイティブな仕事が誰にでも「簡単」にできる時代になったんだけど、それでも一部のデザイナーやカメラマンは「クリエーター」として生き残った。

で、確かに「道具」は進化して、いろんなことができるようになったんだけど、「道具」が一人で「創作物」を創ることなどありえなかった。

ところが最近の「生成AI」の時代になると、人が「キーワード」を与えると、道具であったはずのパソコンが「勝手」に「創作活動」をしてしまうらしい・・・・

その作品のクォリティは、下手なクリエーターより見栄えがするらしい・・・・

そうするとまたクリエーターの多くは職を失うことになるんだけど、いずれ”GESARA”が始まれば、働かなくても食っていける時代になるから、失業そのものはさほど問題ではなく、逆に「趣味」として創作活動がしやすくなる。

それはそれでいいんだけど、問題なのは昨日も話したように、「嘘」がまるで真実のように簡単に作られることに問題があると私は思う。

つまりもともと写真には「存在しないもの」は写らない・・・

だけど「CG」は「絵」だから、存在しないものでも空想でもちゃんと描ける。

ところが「生成AI」の時代なると、その「大前提」が崩れた。

つまり「写真画質」で存在しないものを作り出してしまう。

で、それがまだ「創作活動」として作り出されるうちはいいんだけど・・・・

それが「情報」の中で使われると・・・・・

例えばトランプとプーチンが一緒に並んで、何らかの行動を取った!!という話の「証拠写真」の「捏造」なんて簡単にできてしまう。

そのニュースがフェイクであったとしても、あたかも現実のように報じられたり、偏った思想の正当化のために利用されることがあり、結局は情報の信憑性が失われたり、人と人との信頼関係を壊すことにつながる。

私は「嘘」と「隠し事」が大嫌いなんだが、「人を騙す」行為はそれ以上に反感を抱く。

くまさん

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