11月の終わりに近づいたが、実は11月の始めに、久しぶりに「白川郷」へ行ってきた。
久しぶりと言うのは、もう30年ほど前まで、雪が降ると大阪から白川郷へ、車で何度も写真を撮りに行っていた。
がしかし・・・
復元の仕事を始めると、時間的にも、金銭的にも余裕がなくなってきた。
そうすると、まず復元の仕事を普及させるまでは、趣味としての「写真」をやめてしまった。
やっと数年前から、精神世界を学ぶと、自分の意識が、自分を取り巻く世界を創っていることに、気がついた。
我慢とか、気持ちが卑屈になることより、たとえ小さいことでも「満足感」を持つことが大事だと気づき、また少しずつ趣味の写真を撮り始めた。
前置きが長くなったが、私が白川郷に通っていた頃は、まだ「世界遺産」ではなかった。
ところが久しぶりに行ってみると、村全体が、観光客の見世物になっている。
大勢の観光客がカメラや携帯でところかまわず写真を撮る。
村全体が、まるで観光客相手に何らかの商売をしている家ばかり・・・
確かにそれで金は得られるだろうが、まったく違う仕事をしている人も、家族の中には大勢いるのに・・・
個人としての生活そのものが、観光客に見世物にされている感じに思える。
よく高山などに行くと「合掌村」という博物館みたいに、そこに住むわけじゃなく、ただ観光客相手に囲炉裏の火をたき、雰囲気を作る人たちがいるが・・・・
しかし、白川郷も 五箇山も実際に人が住み、生活している場なのに・・・・
なんかその住民が、かわいそうに思えてきた。
(資)文化財復元センター おおくま
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我々の年代なら見た人も多いと思うが、クリント・イーストウッド主演の映画で、たしか10年以上前にテレビで見た記憶があるのだが、彼はカメラマンで、橋の写真を撮りに来た・・・
自分が写真家なので、それで覚えていたのだが、ストーリーそのものはほとんど記憶になかった。
ところが1か月ほど前かなぁ…配信サイトでまた見たのだが・・・・
どうやら「不倫」がらみのストーリーだった。
さて、この橋も屋根のある橋らしく、いつも「神々の棲家」の写真を撮っているのだが、ネットで見るとその近くにあるらしい・・・
ハッキリした所在地の番地が載っていないので、高千穂へ向かう夜遅く、だいたいの地名を頼りに探したが、判らないので諦めて、高千穂へ直行しようとしたら、目の前にこの橋の屋根があることが分かった。
とはいえ、辺りには明かりもなく、いきなり目の前に現れた感じで、とっさに通り過ぎてからカーナビに地点登録をして、翌朝、天岩戸神社と天安河原宮の撮影を終え、宇佐神宮へ向かう途中に寄った。
どうやら「林道」にかかっている橋らしく、名前を公募して「遊ぼう橋」、いゃ「阿蘇望橋」と決まったらしい。
木製の大きな橋で、ココの周りは森林の様で、伐採した木材を運ぶ大型トラックがよく通る。
木製の橋はそれと関わりがあるらしく、屋根が付いているのは、耐久性を伸ばすためらしい・・・
(資)文化財復元センター おおくま
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今回高千穂神社には、夜の9時過ぎに着いたが・・・・
ここでは毎晩「夜神楽」を、観光客用に上演していて、それが終わった時間帯だったみたいだけど、ここの参道は大神神社と違って、明かりも少なく、夜とっても絵にならない。
それでもとりあえず拝殿に行ったが、たしかいつもはそんな時間でも開いているはずなのに、今回は戸が閉められていた。
そんなわけで今回は高千穂神社には手だけ合わせて帰ったし、くるふし神社には今回は行かなかった。
結局その晩は高千穂の道の駅で寝て、早朝にまだ暗いうちから「天岩戸神社」へむかった。
ここも結構絵になるところで、明るくなりかけの時間帯からの撮影である。
(資)文化財復元センター おおくま
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