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「運命の人は存在する」植西聡・著
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この本はAmazonで「無心」を検索した時に、同じ著者の別の本が目に入り、それ後にこの本も注文した。
 
著者は随分と本を出している。
 
しかもYouTubeで検索したら、1つの出版社のインタビューが有った。
 
映像を見ると、何となく、無愛想で口下手な印象なのだが、脱サラして最初に出版の仕事を始め、他の人の本をシリーズで出していたら、自分でも書くようになったらしい・・・
 
脱サラ後は結構出した本がヒットして、現在に至るらしい・・・
 
で、もう1冊の本もそうだが、俗にいう「自己啓発」の書だと言える。
似たような内容で、少しなかみを変えて何冊も出されているようだが、内容的には「引き寄せの法則」の日本版と言う感じで、確かにこの手の本を初めて読む人にとっては、大変役立つものだと思うが・・・・
 
この手の本というか「引き寄せの法則」は、潜在意識に働きかけて、自己実現をしようというモノだが、私も2年前からこの手の本をずいぶんと読んだ。
 
ただ読むだけではなく、実際に何度も試したのだが、現実はそんなに甘いものではなかった。
 
 

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「人生の急所を誤まるな!」渋沢栄一・著
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この本は『「孔子・人間、どこまで大きくなれるか?」渋沢栄一・著』を注文した後に、追加で注文した。
 
 
 
 前書が論語の言葉を引用しながら、自分の経験を踏まえ、人生訓を語ったものであるが、こちらは逆に自分の人生の中で得た教訓を中心に、孔子らの教えも踏まえて書かれているように思う。
 
この著は明治四十五年に書かれたものらしいが、まったく時代遅れで古臭いと感じることなく、現在でも通用する話が多い。
 
 
先日も話したが、マッカーサーの政策で日本人がふがいなくなったと言われるが、渋沢にとってはすでにこの時代に青年たちのふがいなさを嘆いている。
 
渋沢栄一は産業界で多くの実績を残した人であるが、しかし当人は「」に対しては「淡泊」な人らしく、自分の富のために産業界に身を投じたのではなく、「公共」の発展のためにも官界から民間に下った、実に立派な人の様である。
 
 
 
先日同じ孔子や中国古典の本を書きながら、他人の悪口を著書に載せたり、手前味噌の自慢話を平気でしたり、自分の富の一部を社会貢献に使っていると、自画自賛する某氏と違い、先ずそれ以前に自分に回るべき「」を受け取らない心意気が、まさに「君子」と呼ぶにふさわしい人だと思う。
 

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「無心ということ」鈴木大拙・著
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この本、ネットで「無心とは」と検索した時に、どうしても辞書に書かれている程度「心のないこと」という程度の、判ったようで解らない答はあるが、もっと深く知ろうとすると、一つのサイトにたどり着いた。
 
そこに鈴木大拙が「無心ということ」という本を出していると有った。
 
さっそくAmazonで検索すると出てきたので注文をしたのだが、いざ届いて読み始めると、どうもある宗派の人々に対する「講演」を本にしたものらしい。
 
しかしたった「無心」と言う一言をテーマに数回に及ぶ講演をしているらしく、もともと元本が1950年に出されたと言う。
 
随分昔の話で、私が生まれる前となる。
 
どうも速記で記されたものを元に一部付け加えられて、本になったと言う。
 
文体は口語体なのだが、新しく読み仮名を振ったとか、現代の仮名遣いに変えたとか書かれているが、しかしそれでも私には読めない漢字が随分あり、雰囲気で読み進めた訳だが、例えば「易と人生哲学」安岡正篤・著などは12回の講演を1冊にまとめられているが、読み終えるのにまる一日あれば読み終える。
 
 
ところがこの本、文字も小さいが、内容が「無心」と言う、まさに形のないものを、言葉で説明しようとしているので、ずいぶんと回りくどいたとえ話が多く、なかなか読み進められないし、読んでいるとすぐに眠気が襲ってくる。
 
結局3日間ほどかかり、読み終えたのだが、正直言って、理解できたとはとても言えない。
 
 

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「孔子・人間、どこまで大きくなれるか?」渋沢栄一・著
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この本は、北尾氏の本と同時に「君子」をキーワードに検索したものである。
 
前者は、同じ孔子の言葉を引用しても、この渋沢栄一の本にも出てくるが「論語読みの論語知らず」の域を出ていないが、こちらの渋沢栄一は、同じく「論語」を持ち出しているが、論語知らずどころか、論語を持ち出しながら、自分の人生で得た「教訓」を力強く、説いていて、久しぶりに読みながら感動し、心躍った。
 
 
さて、この本には現在でも通じる教訓が山ほど書かれているが、そんな中で、Facebookなどを見ると、現在の日本人のふがいなさは、マッカーサーの政策に原因があると言うが、しかしこの渋沢栄一に言わせると、もっと以前からすでに日本人はふがいなくなっていたことがうかがえる。
 
 
彼は実績を持っている人の様だが、同じ時期の明治の政府高官などについても、歯に衣着せぬ評価を下している。
 
ただ北尾氏のように、自分の好き嫌いや敵を悪く言うのと違い、親しいものでも、悪いところは悪いと言うと、認めるところは敵対する相手でもちゃんと褒めている。
 
まさに自分の言動に自信を持っているから、はっきり言えるのだと思う。
 

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「易の話・易経と中国人の思考」 金谷 治・著
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この本も古本で買ったものだが、過去200冊以上古本を買っているが、ここまでひどい書き込みを見たことがない。
 
鉛筆で100P以上にわたり、びっしりと線引きや読み仮名を書き加えられていた。
 
しかし、本屋の説明には一切そんな事が書かれておらず、Amazonを通じてクレームを入れたら、「返品」扱いになり、本はそのままで金だけ返してくれた。
 
肝心な中身なのだが、この本も64卦の卦辞と爻辞(こうじ)を移し取るつもりで買ったのだが、どうも中身が違う。
 
 
つまり「」というモノが、いつ、どういういきさつでできたのか?ということくらいは、どの本にも書かれているが、この本はどうも「」の成り立ちから現在に至るまでの変遷や周りのことを掘り下げて書かれている。
 
最後は「中国人の思考」とは書かれているが、しかし心に残るモノもなく、「現在の中国」と言う国の民族と、この易を作った民族がとてもおんなじ民族とは思えない・・・
 
 

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