②-復元技術

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赤外線撮影とレンズの関係

かなり写真に凝った人でない限り、「赤外線撮影」なんか経験がない。アナログのフィルムカメラの時代には「赤外線フイルム」というものがあり、「赤外線フィルター」をレンズに被せれば、赤外線撮影は可能であった。ただ、可視光線とピントの位置が違う。その...
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撮影スタンド

昔からカメラマンは結構手先が器用な人が多い。特にコマーシャルをやる人は、「仕掛け」が結構意味を持ち、そのための道具はほとんど自作される。私もモノを創ると同時に、作ることも好きで、結構いろんなものを自分で作る。今回、ネットオークションで以前に...
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ナンバーワンより、オンリーワン

このタイトルの言葉は、時々耳にする。           当社の「デジタル復元」の説明をすると、よく聞かれるのは「こんな仕事をされているところは、どれくらいあるのですか?」と。わたしはすかさず「いえ、うちだけです」と答えるのだが、「えっ??...
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研修記録-2

文化財復元センターにて研修7日目。相変わらず何もできないが、初めからできたら修行などいらないので、地道に研鑽を積みたいと思う。    古写真の復元作業を引き続き行う。今日はお父さんの着物部分を重点的に取り組んだ。         現状画像復...
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研修記録1

天命に拉致されたように、文化財復元センターにて研修を受けることになって早5日。     何もできないので、基本的なところから一歩一歩覚えてゆくことになります。まずはフォトショップを用いて古写真の復元から。パソコンに苦手意識があり、フォトショ...
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デジタルにおける「色」について

文化財のデジタル復元を始めた当初から、専門家もそして素人の方も、一番質問されることが「この色はどうやって調べたのですか?」と、まず「色」に興味を示される。当初は、画像として撮影したものの、彩度を上げたり、濃度を調整したりすると、その消えてし...
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赤外撮影と専門家について

赤外線撮影に関してのご質問が多いので、サイトリニューアルの際に技術のページに統合した赤外線についてのページを復活させました。デジカメでもそんなに撮影が難しいわけではない赤外線撮影ですが、その効果は本当にピンからキリまであります。とても暗い画...
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スキャナー式デジカメ

あまり聞きなれない言葉だと思う。一般のデジカメは、フイルムカメラと同じように、シャッターを押した瞬間に、1枚の写真を撮る。  ところが、このスキャナー式というのは、まさに読んで字のごとく、パソコンに使う「パーソナルスキャナー」と同じ構造であ...
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色について

当社の復元画像をお見せすると、多くの方は驚かれる。そして最初に質問されるのが「こ の色はどうしてわかったのですか?」と聞かれる。これは専門家でも素人の方だろうと、同じ質問をされる。  つまり、どなたも「色」というものに興味を示される。しかし...
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蛍光X線分析

この復元に置いて、当社が大事にすることは「先人の思い」であると、常に述べており、文化財の価値は物質に非ずと唱えているものの、多くの専門家と考えを異にしている。  さりとて、わが社も「分析」がまったく無意味というわけではなく、分析でわかること...
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「なにわの名工」と「現代の名工」

この「デジタル画像による文化財復元」は、読んで字のごとく「デジタル」を用いる。ただ、コンピューターを使った復元というと、多くの人は、どんなものでもキーボード一つたたけば、あとはコンピュータが自動でやってくれる。そう思われるが、現実はまるで違...
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デジタル復元に使われる技術について

「デジタル復元」という言葉は、時々マスコミで取り上げられる。7年ほど前にNHKのニュースで、初めて僕の技術が紹介された時、 アナウンサーは「CG」という言葉を使った。しかし、それは間違いであった。つま り、「CG」はコンピューターで描かれる...
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赤外線域蛍光画像

先日話題にした「高松塚古墳壁画集」にポリライトを用いた撮影画像が納められている。どうも青い光を使い、黄色いフィルターを用いて撮影されたものが多く、それらは「カラー画像」として載せられているが、それと同時に、「赤外線域蛍光画像」と書かれたモノ...