この本は1986年に出されたものであり、すでに30年近く経っている。
易経の中でも、哲学的と言うより「易占」に特化されたものと言える。
著者は当時、週刊誌などに占いの記事を載せていたらしい・・・
だから、卦辞や爻辞(こうじ)の解釈にも俗っぽいところがところどころある。
当時は、まだ「平凡パンチ」や「プレイボーイ」などが有った時代だと思うし、「11PM」もあっただろうが、そこまでひどくはないが、性的な事や男女のことも頻繁に出てくる。
ただ、今読んでも時代遅れと言うほどでもなく、結構詳しく書かれている。
また、いまどきの占いの本には珍しいが、ペン画のイラストを使っていたりする。