昨日、2時過ぎに彼が来た。
歳は20代後半・・・・
手土産は吉備団子・・・・といえば、大学がばれてしまう。
3回生と聞いていたが、どうも「社会人枠」らしい。
映像関係の仕事を長くしていたらしく、どうも両親とも文化財関係の仕事をされていたようで、特に亡くなった父親は発掘の会社をされていたとのこと。
そんな環境もあり、文化財に興味を持ち、文化財について学びたかったらしい。
ただ、彼も結婚適齢期なのだが、結婚をとるか自分のやるべき仕事をとるかを悩み、文化財の世界をとったという話だから、彼は結構真剣に人生を考えているね・・・
私の今どきのフッーじゃない話を、真剣に聞き、一言一言に感動していたくらいだから、彼も今どきのフッーの男じゃないなぁ・・・
彼は映像関係の会社で、撮影も編集もやっていたらしいから、うちにない技術の持ち主で、この仕事には大いに役立つ。
彼としては、まだ大学に入りたてであり、とりあえず3回生の時は、夏休みなどを利用し、うちの仕事にかかわりたいらしく、4回生になると、時間が取れるらしいから、本格的にやりたいらしい。
過去に50人ほどの応募があり、その半分ほどは全国から面接に来た。
ほとんどが、在学中の女子学生だったが、じっくり言って聞かせる僕の話に、感動はして帰るものの、後からは「やはり自信がありません」と、メー ルが返るものがほとんどだった。
彼も卒業したら30歳だから、よほど肝をくくってかからないと、続かないが、現時点では彼も頑張りたいとのことだった。
実際にしっかりした考えを持っているので、後継者としては有望な人材だと思う。
(資)文化財復元センター おおくま