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専門家の意見?

よくニュースで何か事件があると、その締めくくりに「専門家」と称するする人が解説したり、意見を述べたりする。

特にNHKでは、その最初に「専門家の意見です」と、はっきり言葉が入る。

そうすると、その専門家のいっていることが正しいと、誰でも信じてしまう。

しかし、どうなのだろう?

先日も万人に通じる常識はなく、立場やくくりに応じて、それらには違いがあると述べたが、その分野の専門家はすべて同じ考え方といえるだろうか?

当然違う考えを持つ、「その道の専門家」と言う者がいることは、誰にでも想像がつく。

しかし、時間の関係だろうが、それらが複数紹介されることは稀にしかない。

そうすると、自らの頭で物事を考えようとしない人々は、その紹介された専門家と称する人の言葉をうのみにする。

わたしは若いころに学校で教えられたことが正しいものと思ってきたし、またマスコミのニュースで取り上げられるものは「中立」の立場だとずっと信じてきた。

しかし還暦になろうとするここ数年、それらの考えが本当に正しいのだろうかと、疑問を持つようになった。

そこにfacebookの友達の書き込み内容の影響も少なくない。

つまり、私の仕事の関係で、宗教関係や芸能・芸術そしてマスコミ関係の人が多く、その人たちが何を考えているか?

それを知る機会を得たわけだが、それらは私が習ったことや、ニュースとして流されたことと、大きく異なることが多い。

一つの同じ事柄でも、それは立場に応じて、まるで逆の意味だったりする。

そんなときに、あたかもこれが正しい判断だとして示される「専門家の意見」ほど、人々を一定方向に先導しやすい言葉はない。

これをうまく利用すれば、何も自分で判断しようとしない不特定多数の人々を、まさに洗脳できるし、世の中をある方向へ持っていくことを狙っている輩と言うものがあるとするなら、最大の武器がマスコミであろうことは容易に判断できる。

くれぐれも自分の頭で、自分の判断基準で、物事を考えたいと思う。

(資)文化財復元センター  おおくま

研修記録-2
文化財復元センターにて研修7日目。
相変わらず何もできないが、
初めからできたら修行などいらないので、地道に研鑽を積みたいと思う。    
古写真の復元作業を引き続き行う。
今日はお父さんの着物部分を重点的に取り組んだ。  
   
 
   
現状画像
現状画像
修正画像
復元画像

細部をこちょこちょ作業していると、大隈先生にまずは全体のトーンを整えるようアドバイスいただく。
鉛筆デッサンに通じるものがあると思った。
        

    
木を見て森を見ず。
細部にこだわるのではなく、全体を見る目を養いたい。
印象派画家の絵は、近くで見ると絵の具がそのまま塗りたくってあるように見えるが、
離れて見ると絵として成り立っている。
        
    
しかもきれいにグラデーションで均した絵よりも、エッジが効いて鮮明だ。
人間の目は案外いい加減だ。
主観にとらわれないように、客観的に見ながら作業を進めたい。  
永田千佳

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