昨年、私共が復元させていただいた、京都・嵐山にある「法輪寺」において、復元された「虚空蔵菩薩像」のための法要が行われます。
当日は、修復され、現状保存された「実際の板絵」の虚空蔵菩薩像、私共がデジタル画像として復元し、それを大型プリンターで、原寸大に「和紙」にプリントしたものを、掛け軸として加工された2つの、「現状の虚空蔵菩薩像」と「甦った虚空蔵菩薩像」をあわせて展示されます。
虚空蔵菩薩は、法輪寺のご本尊で、この板絵は痛みがひどく、過去に一般公開されたことの無いものです。
来る3/14(土)と3/15日(日)に立命館大学 衣笠キャンパスの「以学館第2ホール」で、「第4回 文化遺産のデジタルドキュメンテーションと利活用に関するワークショップ」というイベントが行われます。
その3/15日のAM11時50分から「甦る文化遺産-デジタル画像による文化財復元技術」と題して、30分ほどプレゼンすることになっています。
(資)文化財復元センター 代表 大隈 剛由
3/10日に京都 嵐山の「法輪寺」において、行われた法要は、事前の報道もあり、当日60人ほどの参加者となりました。
まさか事前に報道がなされているとは知らず、こちらで用意した資料は40部でした。
当日、ABCテレビの夕方の番組の取材や、当日さらに数社の新聞の取材が入っていました。
それらの記事を載せます。
3/14?15日と先日記しておりました、「第4回 文化遺産のデジタルドキュメンテーションと利活用に関するワークショップ」というイベントに、参加してきました。
発表者のほとんどは大学の研究者の方々で、「3D」や「GIS」やレーザー測量関係の発表が多くあり、その中で、龍谷大の岡田教授や京都文化協会の理事長や、一部修復関係者などが、似たような立場のようでした。
ただ、うちとしては、「分析」より「ナカミ」の復元を目指している関係で、少し異質な発表となっていました。
しかし、予想したほどの反発も無いようで、逆に共感を覚える方も居られました。
先日お知らせした3/10日に、当社が復元した虚空蔵菩薩像の復元と修復の法要の模様と、この復元過程の「再現ビデオ」が4/2日の夕方、6チャンネルの「NEWSゆうプラス」で取り上げられます。
だいたい8分程度らしく「はてな」と言うコーナーとの事です。
五時前から7時前までの番組ですが、おおよそ5時台の放送になるとの事。
ただし、なにぶん報道番組の中の特集ですので、放送の変更の可能性もあります。
興味があれば、ご覧ください。