2007年9月
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棟札

久々の書き込みとなったが、実は地元のお寺の『棟札』の復元に追われていた。
画像は契約上お見せできないが、裏表二面あり、片面は赤外線で十分見れる状態となった。
問題なのは、もう一面の方なのだが、上部の1/4くらいの面積の部分が真っ黒になっている。
どうもその棟札は山門の物らしく、すぐよこに台所のような場所があったとの事で、そこのススと埃がその部分にこびりついている様子であった。
ススも墨も成分は同じであるが、場合によれば赤外線でも区別がつくかも??と甘い考えを持っていたが、どちらも赤外線でもほぼ真っ黒状態となった。もちろんポリライトも一通り試して見たものの、やはり反応が無い。
まぁ、極端に予算のない仕事であったが、1週間ほど掛かりっきりでいろいろ試して見た。
すると、ほとんど黒一色と見える上部のススのついた部分に、『微妙』に濃淡があることが判った。
しかし、判ったものの、あまりにも差が無さ過ぎるので、いくらコントラストを調整してもそれを読み取ることが出来ない。
だけど、いゃ読めないからこそ気になる。

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正岡子規の恋したヒト

とあるルートを介して請けた仕事であるが、どうも正岡子規が奈良の旅館に滞在中に、一目ぼれをしたその旅館の女中が居たらしく、歳のころは16?7才で、目鼻立ちのはっきりした美人であると、随筆に書かれているとのこと。
あるプロジェクトが、その正岡子規を奈良の観光の目玉にし、そのエピソードで話題を作ろうとしていて、その女中の「写真」ではないか?と思える古い写真を見つけ出した。そしてそこには現在では薄くなって読めなくなった「キャプション」が書かれた紙切れがその写真の横に貼られていた。

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