はじめに・その2(学術的側面から)

本来「はじめに」は一つのはずなのですが、その後また解ったことがあるので、「その2」として記させていただきます。
私は文化財の価値は、物質ではなくそこに込められた「思い」や「魂」だと信じています。
この考え方は、私が顕在意識で考え付いたものではなく、気が付くと「私の中」に在りました。
 
ただ、こんな話をサイトに書けば、多くの方は頭がおかしいと思われるでしょうが、しかし私は間違っているとは思わなかったのですが、それは単に「宗教的な話」や「哲学的な話」であるというだけではなく、実は最近2つの科学的な話を知りました。
その事を記すために、その2を書いているのですが、「プルーフ・オブ・ヘブン」という本がアメリカで200万部以上売れたという。
001
著者はアメリカのトップクラスの脳神経外科医なのですが、ある日突然彼は体調を崩し病院に運ばれ、6日間の意識不明を経験した。
その間、完全に脳死の状態であったにもかかわらず、彼はその間の出来事を記憶しており、また彼はその間に天国と思われるところを体験したという。
彼自身、脳神経外科医であり、唯物論者だったので、その間の出来事を自分自身が一番信じられなかったらしいが、自分が臨死体験をしたということは、それを世の中に知らせる責任があると思い、本を出したとの事。
つまり、脳で意識が創られるものでないことを彼は記したのだが、彼自身臨死体験で、この物質世界は幻であり、意識こそが自分の本当の姿だと実感したという。
 
もう一人、最先端の生物学者の「ローバート・ランザ」博士は、「宇宙よりも先に意識があった」という、今までの宇宙があり、そこから生命が誕生したという定説を覆したという。
つまり、最先端の医学や化学の分野において「意識」の研究が進み、大事なのは「意識=思い」や「魂」こそが人間の本当の姿だということが、認められつつあるという。
 
それは、「文化財」とは実は物質ではなく「波動である」わけで、物質など存在しないということが、認められつつあるという。

そうすると私が唱えている「文化財の価値は物質に非ず、その中身の『思い』こそ価値がある」ということが、正しいのだということが、少しずつ世の中の「常識」となりつつあるということがわかりました。

 

また、私が体験する不思議な出来事は、心理学者のカール・ユングの言う「シンクロニティ」または「共時性」と呼ばれる現象で、実は不思議でもなんでもない出来事といえます。

そして、物体が存在しないということは、時間も距離も実は「意識」が作り出す「錯覚」だということになり、人がその文化財に込めた「思い」は永久不変に存在することを意味します。

 
それらを記すためにこれを書かせてもらいました。
 
 
20014年9月7日  (資)文化財復元センター  大隈 剛由
タイトルとURLをコピーしました