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棟札

久々の書き込みとなったが、実は地元のお寺の『棟札』の復元に追われていた。
画像は契約上お見せできないが、裏表二面あり、片面は赤外線で十分見れる状態となった。
問題なのは、もう一面の方なのだが、上部の1/4くらいの面積の部分が真っ黒になっている。
どうもその棟札は山門の物らしく、すぐよこに台所のような場所があったとの事で、そこのススと埃がその部分にこびりついている様子であった。
ススも墨も成分は同じであるが、場合によれば赤外線でも区別がつくかも??と甘い考えを持っていたが、どちらも赤外線でもほぼ真っ黒状態となった。もちろんポリライトも一通り試して見たものの、やはり反応が無い。
まぁ、極端に予算のない仕事であったが、1週間ほど掛かりっきりでいろいろ試して見た。
すると、ほとんど黒一色と見える上部のススのついた部分に、『微妙』に濃淡があることが判った。
しかし、判ったものの、あまりにも差が無さ過ぎるので、いくらコントラストを調整してもそれを読み取ることが出来ない。
だけど、いゃ読めないからこそ気になる。

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江戸時代初期の位牌の解読

時々頂く、復元問い合わせの中に「先祖の位牌」の話がある。
以前にも問い合わせがあったのだが、どうもその家にとって、復元費用を払うほどのものでもないとの判断されたようで、「毎年お盆に洗っているから、文字は消えているだろう・・・」と返事を頂いた。
確かに残っていないものは復元できない。
しかし・・・・
本当に残っていないのだろうか??

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蓮如上人

昨夜NHKテレビの「その時歴史が動いた」で「蓮如」を取り上げていた。
今年、その中でも話の中心になっていた「福井県・吉崎」の吉崎別院から「伝・蓮如上人御真筆」とされる掛け軸2副の復元の依頼があった。
なんとなく、「蓮如上人」って歴史上の人物であることは判っていたものの、具体的な人物像と言うか、功績などはほとんど記憶に無かった。
そんな中、2副とも真っ黒になっていて、なんとなく書かれている文字は読める様では有るが、さりとてその文字だけ判読するのは、宗教関係者ならともかく、一般人には難しい状態であった。

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大阪府「寝屋川市」の古い写真を探しています

わたしは「(資)文化財復元センター」の代表以外に、「特定非営利活動法人・画像による文化財復元研究会」というNPOの代表も兼ねています。
うちのNPOとして、昨年暮れに大阪府の「社会起業家支援プログラム」の補助金を頂き、「老人介護」と「写真復元」という事業を組み合わせ、お年寄りの持っている古い写真を綺麗に復元すると同時に、そのお年寄りの昔話を聞いてあげて、脳の活性化につなげようと言うプログラムなんだけど、そのときにお年寄りの持っている写真だけじゃなく、写真集になっている枚方の古い写真なども使って行ったところ、お年寄りの昔話が弾む。

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勝手神社

先月の3/20に私用があり山梨に行ってきました。
その途中に韮崎にあるうちで復元しました「求玄流・奉納額」のある「勝手神社」に寄り、写真を撮ってきました。

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