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カサエル『人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。』

とても難しい話をしよう・・・・

何度も話に出すのだが、量子力学と言う世界において「観察物は観察者の影響を受ける」という理論があるらしく、一番知られた話がアインシュタインの「月は見なくてもそこに存在する」といった話。

つまり、月は人が見ていようが、見ていまいが、ちゃんとそこに存在するのは当たり前だ!!と言う。

一方ボーアは「シュレーディンガーの猫」というたとえ話を持ち出した。

私は専門家ではないので、うまく説明できないが、箱に入れた猫の生死は、箱を開けてみないと解らないと言う話らしい・・・

つまり、「見た」時点で、どちらかが決定されると言う。

それまではどちらともいえない・・・

先日、facebookである人と議論になった。

彼は私の目から見ると、「間違った情報」を与えられているのに、それを鵜呑みにしている。

ところが私がそれをいくら説明しても・・・

逆に、火に油を注ぐ勢いで、反発してくる。

私は元々他人の話しを鵜呑みにしない・・・

そして物事に疑問を抱くと、それを自分で確かめようとする性分なんだが・・・

一方、その相手は、「権威あるマスコミ」がうそを言うはずがないから、素性の知れない、どこの馬の骨だかわからないやつらがブログに書いていることを、信用できるか!!というわけである。

彼にとっては、マスコミや政府が国民に対して、騙したり、嘘を言うわけがない・・・・

そう「思い込んでいる」わけである。

私は逆に「自分の頭」で物事を考える性分だから、決して他人の話しを鵜呑みにしない。

ただ、私は偏って思想を持たないと自分では思うし、釈迦が言う「中庸」な気持ちで物事を見ている。

しかしながら、その意味を理解できる人は、巷ではとても少ない・・・

このカエサルとはシーザーの事らしく、『人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。』という言葉が有名らしい・・・

意味が解る人は少ないだろうが、たとえば二人の人が映画館で、同じ映画を並んでみたとする。

当然同じ映像を「網膜」では感知しているはずなのだが・・・・

どうやら、変な話だが、あとで二人がその映画のストーリーを話し合ったとする。

当然同じ結末のはずなのに、ひょっとすると「違う結末」だと受け取っていると言う「可能性」があると言う。

おかしな話だが、今、日本の政治もメチャクチャだが、それを逆に取って、「理想的」な状況だと目に写っている人がいるわけだ・・・

それが自民党の支持者であるが、これが世界レベルで物事を考えた場合・・・

日本のマスコミでは、自民党と電通の圧力で、「事実」を伝えられないらしく、世界の情勢を「客観的事実」として報じられない・・・

むしろ逆の情報が流されているのに、それを疑うことなく、信じ込むのが日本人の性格らしい・・・

今、世界の動きは、日本の動きと逆の方向に動いているのに、それを知らされず、またそれを信じないのが、日本人の悪い癖の様だが・・・

それは単に「騙されている」というのではなく、まさに『人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。』なのであり、彼らの目にはそう映っているということだと思う。

(資)文化財復元センター おおくま

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