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魂萌え・ U-NEXT
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2006年、つまり10年前の邦画である。
「魂萌え」と書いて「たのもえ」と読むらしい・・・

主演が風吹ジュンであるが、私が若い頃のアイドル的存在で、とてもかわいい女性だった。

その魅力は歳を取っても、十分残っているのだが・・・

この話、専業主婦だった主人公が、亭主が定年退職し、3年後に突然亡くなった。

さぁ・・・それからが問題である。

以前にも似たような話のテレビドラマを見たのだが・・・

ある日突然亭主が亡くなる。
それまで亭主は家庭を大事にしていた「はず」なのに・・・
亡くなって初めて「愛人」が居たことが判る。

これもまた私事なのだが、離婚して多くの人とメールのやり取りを経験すると、色んな人生があることが判る。
そして「小説より奇なり」と言う夫婦の話をいくつも聞いた。

で、離婚してもう一度再婚相手を探す人の大半は、「被害者意識」がとても強い。

実はこれは女性だけの話ではなく、かく言う私も離婚当初はそういう意識を持っていた。
うちの場合は、女房は思いやりがあり、相手のことに気を使う、優しくて美しい理想の女房なのだが・・・

ただ人には良い面もあれば、悪い面もある。
その悪い面の一つが「自分を表に出さない」ということだった。
争い事が嫌いで、思いやりのある性格ではあったが、逆に私は人と争うことを辞さない面があり、思っていることは必ず口や態度に出る。

まさに正反対なのだが、この二人が喧嘩をしたとしても・・・なかなか夫婦げんかは成り立たない。

互いに自分の我を出せば、衝突するから、相手と自分の違いが判る。
しかし片方がそれを避けていると・・・
その避けているものの、考え方や受け取り方が、相手に理解できない。

誰しも夫婦げんかを好みはしないだろうが、しかし衝突してみないと、相手のことが理解できない場合がある。

それを避けていると、相手のことを「推し量る」とか「決めつける」と言うことになり、結局何か問題が起きると、その時初めて「相手のことを知る」と言う夫婦があまりにも多いことを、メールのやり取りから学んだ。

この話も実は亭主は家庭では一切外の話をしないし、家庭を守る主婦の立場としては「うまく行っている」と思っていても、実は亭主は外に愛人がいたとか、家内には内緒にしている趣味があったとか・・・

結局同じ屋根の下に長年一緒に住んでいたのに、相手のことを何も解っていなかったと言う話になる。
これは死別に限らず、離婚に至った夫婦の間にもよく聞く話である。

離婚の原因は人さまざま・・・
しかし、離婚する前にもう一度、相手と対話をし、そしてお互いをさらけ出し、もう一度ぶつかり合ってみる。

そしてまた「抱き合って」みる・・・

案外それでやり直しが効く場合があることを、知っていただければと、経験者は語る。





話をこの映画に戻すが、専業主婦であった風吹ジュンが夫の死後、自分に目覚めていく話なのだが、ラストシーンで彼女が映画の映写技師になったところで、話は終わるのだが・・・

その彼女が技師として映写していたのが、ソフィアローレンの「ひまわり」のラストシーンであった。

このひまわりも昨年、dビデオで見たのだが、その時も思わず涙がこみ上げてきたが、この映画のラストで音楽が流れ、映し出されるあのシーンを見ただけで・・・

もう、涙があふれ出しそうになった。

あぁ、もう一度「ひまわり」を見てみたいと思うが、確か U-NEXTには無かったように思う。


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