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「オーケストラ」αビデオ
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さらに続けて音楽映画をもう一本・・・・
 
2009年のフランス映画らしい・・・・
 
ところが物語の始まりは、ロシア・・・・
 
ロシアの劇場の清掃員のさえない男が主人公なのだが、実は彼、ブレジネフの時代まで、ボリショイ交響楽団で主席を務めた指揮者だった。
 
ところがユダヤ人を排斥する時期に、ユダヤ人の楽団員をカバイ、仕事を追われた。
 
 
それから30年・・・・
 
彼が清掃中に、ボリショイ劇団に届いたFAXを見た。
そこにはオーケストラの出演依頼がパリから有った。
 
そのFAXをみて、主人公は、昔の楽団員を集め、成りすましでパリへ向かう。
仲介役に、当時ボリショイのマネージャーをしていて人を担ぎ出し、条件交渉を指せ、曲目はチャイコフスキー、ソリストはパリ在住の若手バイオニストを指名する。
 

ところがそのバイオニストはチャイコフスキーは経験がないが、「幻の指揮者」との共演を承諾する。
その彼女は両親を知らないで、マネージャーに育てられた。
 
主人公の指揮者が集めた楽団員の半分ほどはロシアのジプシーたちで、パリでリハーサルもしないで、好き勝手し放題・・・・
 
 
 
ソリストもチャイコフスキーの経験もなく、リハーサルもなしになったので、自信がないとキャンセルしようとするが・・・・
 
指揮者の友人から「公演の後に両親が判るかも・・・」と意味ありげに言われるが、実は彼女を育てたマネージャーは、ロシア時代に指揮者の仲間であり、ユダヤ人である彼女の両親から指揮者へ彼女が預けられ、そしてマネージャーの女性はその赤ちゃんだった彼女をフランスへ連れ出した。
 
 
指揮者は当時チャイコフスキーの演奏中にブレジネフの指示で罷免された。
 
 
その当時、そのソリストは彼女の母親であり、良心はシベリアへ送られ亡くなっていた。
 
その再演を指揮者は夢見て、彼女をソリストとして指名した・・・・
 
 
やはり、音楽映画は、その演奏が一番の山となるが、この映画もそのソリストと、指揮者とリハーサルなしの楽団員が一体となりすばらしい演奏を繰り広げ、最初はコメディタッチで始まったが、途中からシリアスになり、最後は感動もので終わった・・・
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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