久々の読書録である。
読みかけの本が数冊あるのだが、どうしてもそれらより、「易占」で、自分の運勢を知ることにウエイトが行き、それらの本を読む時間が無かったり、また興味が「易」に行ってしまっているので、気が入らなかったりする。
そんな中、先日Amazonで「断易」と呼ばれる易の本を頼んだがキャンセルした。
その費用はすでに払ってあったから、その分が「Amazonのギフト券」と言う形で戻るのを待っている間に、検索をして返金される前に注文したのがこの本なのだが、私はユングの「集合的無意識」と「シンクロニシティ」に興味があるので、本を読んでいて「易経」と言うものが、シンクロニシティと深くかかわっていることを知り、それからのめりこんだのだが、確かに私にとっては、単なる「占い」ではなく、「託宣」としての意味あいを持っていた。
易経は易占だけではなく、哲学だと言われていて、その手の本も読んだのだが、イマイチ、ピンと来なかった。
しかし、自分の運勢をいろいろと形を変えて占っているのだが、その中には共通した思想がちゃんとあり、そして時によっては出た卦から叱られたりする。
この本は2週間ほど前にAmazonで「無意識」をキーワードに検索して購入した。
届いてから最初は1/3ほど続けて読んでみたが、私の求めているような例が見つからない・・・
著者はどうもアメリカで心理分析を学んだ、臨床心理士との事。
初めに、夢の内容は、夢占いと違い、同じ物が出てきても、「夢見者」によって意味が違うと書かれていて、私も期待したのだが、しかし、例を見ていくと、いつの間にか、著者が勝手に夢見者の事にこじつけているような思えるものが多い。
著者は「夢分析」として、フロイトの話が時々出てくる。
しかし、著者はフロイトの分析はすべて「性」に結び付けられているが、そうでないものも多いと言うから、ひょっとするとユングの「夢分析」でも学んだのかと思って読み進めたが、フロイトの話はたびたび出るが、ユングの話は出てこない・・・
この本は先日、「断易」の本をキャンセルした費用で買ったものである。
いゃ実はほかにもっと欲しい本が有ったのだが、どうもAmazonでは「在庫ゼロ」状態となっているらしく、本来古本なら安いもので「1円」と言うのもあるのに、新刊が在庫が切れているとみると、古本屋は客の足下を見るらしく、古本でも新刊と同じ値段でしか出していない。
バカバカしいので、この本を注文したのだが、この本のレビューもそこそこ評判が良かったから注文したのだが・・・・
著者は「東洋哲学研究会」と言うたいそうな名前の団体だが
著者について
東洋哲学研究会
99年、昭和の易聖と言われた加藤大岳師門下で四天王の一人と言われた小林三剛師から易を伝授されたメンバー数人をコアとして発足。
以来、東京にて定期的な研究会を開催して現在に至る。小林三剛師の「易占と易理は車の両輪」という教えを基に、易占の実践と易理の研究を両立させながら易の研究を進めている。
と、なっていて、何やら権威がありそうに思ったし、何分「800ページ」と言う分厚さでもあり、ずいぶんと中身が詰まっていると期待して注文した。
届いてみると、古本そのものは、新刊並みできれいなのだが、開いて・・・・・
呆れてしまった・・・・