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「易経 上・下巻」
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 001
タオ心理学」に易は共時性が働くと書かれていたので、がぜん易への興味が出たのだが、『易経』の本をAmazonで検索し、適当と思われるこの文庫本2冊を注文した。
「下」だけが先に届き、「上」の届くのを首を長くして待っていたが、本日届き、早速読み始めた。
 
「下」は比較的きれいな状態だったが「上」は随分と、背が焼けている。
 
いつごろ出されたものか?と見てみると、初版は1969年との事。
すでに45年ほど前のものらしい・・・
 
で、届いた本はいつごろのものか?「上」は1996年、「下」は1998年の版であるが、「上」は随分と保存状態が悪いのか、背焼けがひどい。
 
それはともかく、読みだしたのだが、口語訳と書かれているが、解説の部分を少し読みだしただけで、ちょっと理解に苦しむ部分が多い。
 
とにかく解説だけでも読み終え、「易経」の翻訳部分は占いながら確認しょうと思うのだが、しかし占い方などが判りにくい。
で、結局ネットで調べたほうが、理解しやすいものがある。
 

先日、ネットで検索中に、ネットでの易経の占いができるサイトがあり、ボタンをクリックすると「55.雷火豊(らいかほう)」と言うのが出た。
 
本人としてはその卦に書かれていることが、まさに今の私の置かれている状況を的確に言い当てているようで、さすがに「共時性」が応えてくれたと、とても安堵した。
 
55.雷火豊(らいかほう)豊 かで盛大な時
卦 象  

運勢予報
晴れ
卦  辞
豊。亨。王仮之。勿憂。宜日中。
(ほうはとおる。おうこれにいたる。うれうるなかれ。にっちゅうによろし。)
運  勢
「豊」は豊かなこと。豊大なこと。「雷火豊の時、通じる。まさに王者が至りえた姿である。心配しなくても良い。太陽が中天に昇って万 物をくまなく照らすように、その姿を天下に示すが良い」。この卦はが交わってエネルギーに満ち満ち ており、強さと勢いと明るさがあります。雷火豊の時は、豊大、盛大な時です。こうした時は新規のこと、長引くことは避け、即決の方針で進むことです。この 卦の上爻は豊大な人生を歩んできた田中角栄元首相の人生最後の局面のように思われてなりません。運気盛大な時こそ、「盈つれば食(か)く」という自然の理 を常に念頭に置き、心して進んでいくべきことを易経は教えています。
初爻 爻辞 遇其配主。雖旬无咎。往有尚。
(そのはいしゅにあう。ひとしといえどもとがなし。ゆきてたっとばるるあり。)
対処法 「配主」は志を同じくする主人。「旬」は十日間の意味。「主人に遭う。お誘いがあったりするが、十日間に及んでも問題はない。進んで い けば喜ばれ、大事にされる」。信用される時です。謙虚な気持ちを忘れず人と協力すること。
二爻 爻辞 豊其蔀。日中見斗。往得疑疾。有孚発若。吉。
(そのほうをおおいにす。にっちゅうとをみる。ゆきてぎしつをう。まことありてはつじゃくたればきち。)
対処法 「蔀」は大きな草で編んだ日除け。「斗」は北斗七星。「疑疾」は疑惑と嫉妬。「発若」は発すること。「日除けを大きくかけたので、日 中にキラキラ輝く北斗七星を見るようだ。進んでいけば疑い憎まれるが、誠をもって啓発すれば吉となる」。家を大きくしたり、日中から賑々しく宴会したりで 疑われ、妬まれたりする時です。今は誤解されても下手に動かず、誠意を尽くして全力投球することです。
三爻 爻辞 豊其沛。日中見沫。折其右肱。无咎。
(そのはいをおおいにす。にっちゅうまいをみる。そのゆうこうをおる。とがなし。)
対処法 「沛」は天幕。「沫」は星くず。「右肱」は右ひじのこと。「天幕を更に大きくかけた。暗黒の中、まるで日中に星くずを見るようだ。右 ひじを折って不便であるが、問題はない」。実力が発揮できなかったり、右腕と信じていた者に裏切られたりする危険性のある時ですが、相手は小物で問題あり ません。しかし、安全第一に考える時です。
◎あなたの考え方、進み方に問題点があります。よく反省し、改めましょう。
四爻 爻辞 豊其蔀。日中見斗。遇其夷主。吉。
(そのほうをおおいにす。にっちゅうとをみる。そのいしゅにあう。きち。)
対処法 「蔀」は大きな草で編んだ日除け。「斗」は北斗七星。「夷主」は同僚、仲間のこと。「日除けを大きくかけたので、日中にキラキラ輝く 北斗七星をみるようだ。力のある仲間に遭う。吉」。豊かになり日中から賑々しいようですが、どうも自身過剰ぎみで不安のある時です。智者の助けを得られる 時ですから協力、相談して行うことです。
五爻 爻辞 来章有慶誉。吉。
(しょうをきたせばけいよあり。きち。)
対処法 「章」は文章のこと。文明にして道徳のある者のこと。「徳ある賢人を招いて協力を求めれば、慶事と名誉が得られる。吉」。文章、学 問、文化面で名誉の得られる盛運の時です。
◎大変良い時です。
上爻 爻辞 豊其屋。蔀其家。〓其戸。闃其无人。三歳不覿。凶。
(そのおくをおおいにす。そのいえをおおう。そのこをうかがえばげきとしてそれひとなし。さんさいみず。きょう。)
対処法 「蔀」は大きな草で編んだ日除け。「〓」は覗き見ること。「闃」はひっそりという意味。「屋根を大きくして家に日除けをかけた。入口 から中を覗いてみてもひっそりとしていて誰も住んでいないようだ。当主も三年もの間行方不明になる。凶」。ちょうどバブル経済が破綻をきたした時のよう に、豊かな時に勢いのまま進みすぎ、頂点からまっさかさまに転落した姿です。外見がどれだけ立派でも中身が乏しいというのは、あなた自身のことかもしれま せん。
◎あなたの考え方、進み方に問題点があります。よく反省し、改めましょう。
 
 
ただ、本格的に自分で筮竹で占いたいのだが、昨夜別のところから筮竹と算木などを注文した。
それが届くまでたぶん数日かかるから、それまでにいろいろ「易」について調べておこうと思う。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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