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「タオとつながる」加島祥造・著
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003
この本は「タオ」をキーワードに検索した。
 
Amazonの検索では、結構著者の著書が多い。
 
著者の名前をネットで検索すると、ちょっと変わった人で、長野で隠遁生活?しているらしい・・・
写真を見ても、なにか味のある人らしいので、とりあえずどれか一冊と思ってこれを取り寄せた。
 
 
で、読み始めたのだが・・・・
 
その前に私は「タオ」と言うものを具体的に知らない・・・
だから、それについて書かれたものかと思ったのだが、そうではなく、タオ的生活の様子や著者の考え方を述べたもので、後書きを読んで初めて、インタビューを中心にまとめられたものであることが判った。
 
 
確かに生活の様子や、考え方は判るのだが、それ以前に「タオとは何か??」を理解していない私にとっては、前回「奇跡のコース」を具体的に知らないのに、その参考書とでもいうべき本を読んだ時と似たような感情を抱いた。
 
 
わたしも実は、この復元の仕事を始めた当時から、なぜか仕事場を長野の山奥のつぶれたペンションなどを買い、そこでスタッフや海外からの研修生たちと共同生活をしながら、この仕事を普及させようと言う「思い」が、気が付くと自分の中に在った。
 
別に顕在意識の私がそれを考えた覚えもないのに・・・・
 
その思いは今でも同じで、いずれそれは実現できるものと確信しているのだが、私の場合は長野には諏訪大社があり、何十回と通っているので、違和感はないのだが、高橋信次も実は長野の生まれだし、この著者も伊那谷に生活の場を移している。
 
いろんなところで、長野はそういう人たちが選ぶ場所なのだと思う。
 
著者は元々英語が専門で、大学で教えたり、翻訳を多く手掛けてきたが、60歳ごろから自然の中での生活と詩や墨画に熱中する80代の人らしい・・・
 

 
 
文章を読んで、私もそういう生活をしてみたいとは思うが、しかし彼の詩を私はあまり感じることはできなかった。
 
わたしも若いころは絵描きを目指したが、墨画はむしろ写真を始めてから、「モノクロ」の世界の奥深さを知り、ゾーンシステムにのめりこみ、また中国の黄山や桂林などの山水の世界を撮った時期もある。
 
 
 b-25  b-24 桂林
どちらにしろ、この本一冊では、私の知りたい「タオ」の本質とは程遠いので、やむなく、同じ著者の「Tao」と題した本を注文した。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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