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「催眠誘導の極意」林貞年・著
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001
私に長年、不思議な体験をさせる「目に見えない不思議な力」の存在を否定できないのだが、しかし私はまた長年自問自答をして、自らの内面から答えを得てきたので、普段は本を読まない。
 
 
それが2年ほど前から、その存在の正体を知りたいと、精神世界の本を読み始めた。
その数はたぶん150冊は超えたと思うのだが、古神道や霊能者、そしてニューソート系や「引き寄せの法則」。
 
最終的に霊や魂や神の存在を確信したのだが、しかしそれらと直接会話をする能力はなさそうである。
そこで、ヘミシンク(Hemi-Sync)チャネリングも試したが、それもうまく繋がらない。
 
 
そのうち、ユングの「集合的無意識」がシンクロニシティとかかわりが深いと言う話も知った。
 
その無意識や潜在意識と言う存在にアクセスすることが、謎解きの答えとなりそうである。
 
そこで1年ほど前に「自己催眠」を試み、願望を引き寄せようとしたが、結局うまくいかず諦めた。
 
 
その後、ある人から『「引き寄せの法則」もあるかもしれないが、それより神霊の世界の影響力が高いのでは・・・』と言われた。
 
それから「」についていろいろと調べていくと、結局日本の神道の域を超えた。
 
いろんな宗教にも繋がったのだが、最近、読んだ本がまた「引き寄せ」関係に繋がり、守護霊に「また引き寄せに戻るのか?」と、何度も問いかけたのだが、はっきりした閃きは得られなかったが、しかし心はどんどんそちらに傾く。
 
 
一度失敗しているので、同じことを繰り返しても、同じ結果しか得られない。
 
そこで再度「自己催眠」と「無意識」「潜在意識」についての本を、いくつもまとめて注文した。
 
その最初に届いた本が、この本である。
 
この本はアマゾンのレビューの評価がきわめて高い。
 
ほとんどの人が「良書」だと言う。
 
 
著者はこの本のシリーズとして3冊の本を出している。
初心者・中習者・上級者とでもいうべき違いがあり、この本はその真ん中に当たる。
 
私は子供の頃に一度催眠術を経験しているが、当時自分では意識がはっきりあり、掛からなかったと思っている。
 
 
また思い出したのだが、数年前にも素人から「催眠療法」のようなものを受けたが、まったく掛からなかった。
 
私の性格の問題なのだが、他人の話を鵜呑みにしないので、他人の暗示に掛かることがない。
 
 
これはプラスであり、マイナスにもなり、、1年前に読んだ「自己催眠」の本で、自らに暗示をかけたのだが、果たしてそれが「催眠状態」と言えるのか?
 
その事に疑問があり、今回「催眠術」について、この本を含め3冊取り寄せている。
 
 

 
で、この本、確かに読み始めても「催眠」ということについて、ずいぶんと詳しく説明されているのだが、しかし他者催眠が主で、自己催眠に関しては、最後の章に「うつわ」と言う言葉で説明されている。
 
その前にこの本を読み「催眠状態」と言うのが、どういうものなのか?具体的に掴めた。
その状態に持っていくために、また勉強をやり直すつもりなのだが、この著者はまだ若い人の様で、素人が抱く「催眠術と性」についても、ところどころ触れているが、しかし当人は悪用はしていないと思われる。
 
だからこそ最後に「うつわ」と言う話で締めくくっているのだが、よく「人のうつわ」と言う話が出るのだが、人としての器の大きい人と小さい人がいる。
 
つまり「許容能力」が高いか低いか?
 
 
著者はセミナーを開催しており、参加者から「願望達成」の質問をされると言う。
 
私もそのために催眠術に興味を持った。
 
 
 
彼はどちらかと言うと、現実主義と言うのか、あまり霊や魂や神と言う存在に興味がないのか、いくら潜在意識に自分の願望を伝えても、それに似合う「うつわ」を持たなければ、仮に一時的に金を得られたとしても、それが残ることは無いと言う。
 
そんな願望を暗示で得る前に、まず催眠術で「うつわを広げる」べきだと言う。
 
 
確かに、言われる通りだと私も納得した。
 
 
 
つまり、1年前に私が願望を引き寄せられなかったのは、願望云々と言う前に、もっと自分自身の「うつわ」つまり「許容力」を高める必要があったのだと、私にも判る。
 
だから、試練を与えられ、どん底まで落とされた時、初めて気が付くこともある。
 
それは「信じる」ことが大事であること、そして「恐れ」「不安」「迷い」を手放さなければ、信じることはできないし、またその結果「心の安定」が得られる。
 
結局、ここ半年ほどのあいだに、その事が随分と実感できた。
 
 
 
そういう勉強の時間を与えられたことに感謝し、自らの「うつわ」が大きくなったものと思う。
 
 
だからこそ、再度「引き寄せ」に引き寄せられたのではと思う。
 
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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