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「ゆだねるということ」(下) ディーパック・チョプラ著
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003
この本の(上)でも感じたのだが、この巻はシンクロニシティを起こす方法として、瞑想を薦め、それについていろいろと書かれているのだが、上巻にも「」と言う言葉が1度だけ出てくるが、しかし違った意味合いで使われていただけだが、この巻も半分ほど読んだのだが、やはり「神」と言う言葉が一度だけマントラについて、「神又は宇宙の意識」と言う形で使われているだけだった。
 
上巻もそうだが、下巻もどちらかと言うと「引き寄せ」についての初心者向けの解説と、下巻では同じく初心者向けのトレーニング法として瞑想を薦めているようである。
 
ただ、そのトレーニングについていろいろと説明があるのだが、私はこの手の本をいくつも読んでいるので、今更そのレベルの話ではなく「何故うまくいかないのか?」と言うところを知りたいと思うが、あいにくそのレベルではないように思う。
 
 
ただ、この本の中ですこし役立つことが書かれていたのが、アマゾンの狩人が一つも獲物が取れない状態で、シャーマンのところへ行くと
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問題は狩猟者の心の中に在る何かが、獲物を見つけられないようにしているのです。
シャーマンは儀式を行い、心の中に在るこの何かを変えるよう助言します。
外界の現実をコントロールしているのは、感情と思考なのです。
 
「この世の中には自分に合った仕事は一つもない」と言う言葉が出てきたときには、心の中を覗き込み、「外界には何もないなら、内面の世界に何か無いのだろうか?」と、自分の胸に問いかけてみるべきです。
内面で交わされている対話を検討し、意識的なエネルギーの流れがさえぎられている場所を見つけ、そこからエゴを取り除き、邪魔にならない場所に片づけて、心の中に魂の炎を輝かせなくてはなりません。
 
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と、ある。
 
なるほどその通りなのだが、問題は「それでもうまくいかないとしたら??」と言うところを知りたいのだが・・・
 
余談だが、このアマゾンのシャーマンと言う存在は、エハン・デラヴィ氏自身とラハム・ハンコック氏もアマゾンのシャーマンから異次元を見せてもらったと言うし、この手の世界ではよく出てくる例えなのかな??
 
 

 
また
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もちろん、個人の意思がすべて叶うわけではありません。
厳密に言えば「すべて」である知性の場と結びついている人は、自分個人ではなく宇宙の意思を取り入れいるから、願望が達成できるのです。
 
ある人の意思が実現に向かっていくというのは、宇宙の心が彼らを使って自らの願望を叶えているということなのです。
 
すべての意思を実現する最高の方法は、あなたの意思と宇宙の意思とを一致させ、両者の間に調和をつくりだすことです。
意思を一致させることができれば、偶然の一致が、以前よりあなたの人生におおきな役割を果たしてくれていることがわかるでしょう。
 
そのための実にシンプルで有効な手段が「感謝の気持ち」を抱く事です。
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と、ちゃんと逃げ道を用意されているのだが・・・
 
しかし、私は疑問に思うが、著者は無神論者なのか、神の存在を著書の中で一つも認めていない。
 
つまり、「宇宙の意思」は存在するが、それは宇宙の創造主が創ったものではなく、ビックバンにより偶然できたものらしいが、だとしたらなぜ「宇宙の意志」だけが、突然現れ、それが「すべて」繋がっていると言う話になるのか?
 
そこは偶然ではなく、神あるいは何らかの「意識」を持った存在が居なければ、難しいのではと思うが??
 
また本のタイトルである「ゆだねる」ということを、人格も神格も持たない「宇宙」にゆだねるって、何かおかしくないだろうか?
 
 
なにかこの著書の「引き寄せ」は、屁理屈はいっぱいだが、ちゃんと話に筋が通っていないように思い、半分まで読んで本を閉じた。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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