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ビルマの竪琴
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この映画はリメイク版ではなく、モノクロの最初に作られた物で、確かずいぶん昔にテレビで見た記憶はあるのだが、まだこういう深い意味が解らず、まったく面白いとは思わなかったのだが、やっとこの歳になって、どういう意味の映画なのかが理解できた。
 
主人公の水島上等兵がなぜ、隊に戻らず、僧となり、ビルマに残ったか?
 
その意味が、やっと私にも理解できたのだが、彼は日本兵の遺体を多く目にし、それをそのまま残して自分は日本に帰れないと、自分一人で日本兵の遺体を葬り、供養するのが自分の務めだと信じ、涙を呑んでビルマに残った・・・
 
 
ビルマ、いゃミャンマーには10年ほど前に「世界遺産ネットワーク」と言うNPOのメンバーとして行ったのだが、軍事政府なのだが、ミャンマーには「バガン遺跡」という世界の3大仏教遺跡と言われるものがあり、1か所に寺が多く点在して素晴らしいところなのだが、そこは「世界遺産」に登録されることがないらしい・・・
 
理由は、世界遺産とは当時の姿での保存が義務付けられているらしいのだが、しかしパガン遺跡のほとんどの寺は現在進行形である。
つまり、現在でも現地の人が寺として使っていて、それなりに修理や改修が行われている。
 
しかし、私はむしろそういう形で生活に活きているところの方が、世界遺産と言う肩書を観光資源として、人を集め、挙句の果てには破壊が進むより、よっほど釈迦の教えに近いのではないかと思う。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
 
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