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「いのちの贈り物」鈴木秀子・著
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この本も先日買った5冊の中の一つだが、阪神大震災を扱ったものである。
だから本来ならこちらを先に読むべきなのだが、これが一番遅れて届いた。
 
で、先日の「いのちの絆 大震災を生きる」は本来東日本大震災を扱ったものだが、しかしシスター鈴木秀子は、それがあまりにも「自分の意志とかけ離れた死」なので、実は本の後半部分は、この本で扱われた阪神大震災の話が多く、重複していた。
 
だから、この本を読み始めても、半分くらいはもう読んでしまった内容だった。
 
ただ、大事なことは、まだ阪神大震災の時は、地震だけでしたから、助かった人も多くおられ、その人たちは力を合わせて、被災者を救出しようと頑張ったと言う、「感動」的な話がありましたが、東日本大震災では、津波と言う、一人一人の力の及ばないことで命を落とされた方が多いので、彼女としては扱いにくいテーマだったと思う。
 
 

それで、私は大阪府の枚方に当時も住んでいて、明け方グラグラと揺れるので目を覚ましましたし、仕事場では本棚が倒れていた。
 
被害としてはそれくらいなのだが、実はその当時、写真で食えなくなり、Power Macを買って、「デジタル画像処理」の技術を「試行錯誤」で学んでいた時期だった。
 
ではデジタル画像処理でできる仕事は?と考えたとき、一番最初に考え付いたのが葬儀の「遺影」である。
 
それまでにも私は24歳の時に西宮の写真館に務めていたのだが、そこでも葬儀のスナップと遺影の仕事があった。
そこでは、亡くなられた人のスナップ写真と、着せ替えの衣装とを重ねて複写していた。
 
あるいはもっと古くは、印画紙に顔だけ焼き付けて、衣装はエァーブラシで描くと言う、絵師の仕事だった。
 
それをデジタルで合成すれば、もっと自然に作れるからと、私はその方法をいろいろと試していた時期だった。
で、パソコン上での合成はできても、問題は出力だった。
今だからインクジェットプリンターの色も、数十年変色しないが、当時は3か月もすると色が抜けていたわけだ。
それでは遺影として永く飾れない。
 
そこで私はプロラボでカラープリントを焼いていた時期があり、パソコンのデーターをフイルムに撮り、それを現像して、そのフイルムから自家処理の現像機を買って、カラープリントを仕上げると言う、手間のかかる方法を編み出したのだが、それが完成する直前に阪神大震災があり、多くの人が亡くなった。
 
今だったら「ボランティア」としてその人たちの遺影を作ることも考えられるが、当時はまだ遺影のシステムも完成しておらず、しかも「無償」で作ると言うところまでは、頭が回らなかった・・・・
 
そんな当時のことを思い出してしまった。
 
(資)文化財復元センター  おおくま

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