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生まれ故郷探索

私が生まれ、そして幼少のころ暮らしていたのは、福岡県の朝倉市になってしまった「甘木・水町」という場所であるが、一家で引っ越し田舎には誰もいない。

ゆえに私は今まで帰ってみたいとも思わず、50年という月日が過ぎた。



この復元という仕事を初めて14年の月日が過ぎ、私も過去に興味を抱き、2年ほど前に一度通りすがりに寄って、生まれた場所を探してみた。

ちょうど近くに「甘木歴史資料館」があり、そこで地図をコピーしてもらい、それを片手に探したのだが、見つからなかった。



今週、近くへ行く機会があり、またその資料館へ行き、事情を説明すると、職員の人が車で近くまで送ってくれ、その地元の人に「この近くに小さい権現さんがありませんか?」と尋ねた。

当時の記憶で、子供なりに家の前の路地に何やら小さいお宮があったことを記憶していた。

地元のおばあさんは、それを記憶しており、2年前に探した場所より、道路を挟んだ反対側にそれはあった。

やっとのことで探し当てた、わが暮らした家の跡地。



もう10年ほど前に、ちょうど甘木に住むメル友にその話をしたら、その場所を訪ねて写真を送ってくれていた。

その写真も行方不明なのだが、10年前は我が家の朽ち果てた残骸がまだ残っていた。


しかし、現在はそれも片付き、草地と化していた。

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今も残る権現さん(お稲荷様) わが生まれた場所

ルーツを求めて・・・・

私が生まれたのは朝倉市の甘木であるが、名字の「大隈」は実は母方の名字である。
母は他界しているが、先祖は黒田武士とよく言っていた。

それで、最近宗像大社から高千穂への道沿いに「黒田武士」という酒を売っている店舗が目に入り、過去に2度ほど買って帰り、忘年会で出すと、みな「うまい」という。
どうも最初に通りかかった時に、何かの金賞を取ったと書いてあるのが目に入り、買って帰ったのだが、機会があればまた買うつもりで今回も出かけた。


さて、話を戻すと、ある知人が、「福岡に大隈という地名がある」「そしてそこに須賀神社というのがあり、猿田彦を祭っている」という。
私の血のつながった先祖とは別に「前世」で、どうも猿田彦とかかわりがあるらしく、その場所を地図で探すと、なんとわが生まれた甘木と50キロと離れていない。
しかも福岡は黒田藩の領地で、その嘉麻市には「大隈」と「大隈町」の2つが、少し離れて存在する。
その大隈を訪ね、車で走ると、なんといつも寄っている酒蔵がまさに「大隈」という場所であった。
http://www.kurodabusi.com/kurodabusi.html

また須賀神社を探したが、わからず市役所の文化財保護課に尋ねて、聞いてみると、もともと市役所のあった場所に、須賀神社があり、役所が大きくなったので神社は近くに引っ越したとのこと。
神社へ行くと、そこには多くの絵馬がかかげてあり、天井にも絵が描かれていた。

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小さな社であったが、猿田彦もひっそりと祀られていた。
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ひっそりと祀られていた
(資)文化財復元センター  おおくま

オート・クルーズ

先週の月曜日に、朝一番に神戸女子短期大学にターシャ・デューダーの復元結果を納品し、そのまま九州へと向かった。

行先はいつものように、宗像大社そして高千穂なのだが、今回はいつもと違い「オート・グルーズ」の装置を付けて出かけた。

私は貧乏人なのでいつも地道で、長距離を車で走る。

    

     

以前はボルボ850という古い車に乗っていて、それにはパワーシートと呼ばれる運転座席がついており、運転姿勢もレバーひとつで自由に変わり、しかもハンドルのシャフトも出たり入ったりするので、自分に合った運転姿勢が保てた。

    

しかし、現在乗っているモビリオは大衆車なので、パワーシートはおろか、座席の上げ下げもできず、当然ハンドルの上下はできても、前後の移動はできない。

    

    

私はどうも一般平均より腕が短いらしく、いつもワイシャツで、袖元が余っていた。

だから、ハンドルの上下だけでは、座席を前後に移動しても、アクセルに乗せる足を基準とすると、腕が短いのでハンドルが操作しにくい。

逆にハンドルを基準にすると、足元がひざに負担がかかる。

だから、長距離を走るときは、常にひざの感覚がおかしくなる。

そこで今回、汎用のオートクルーズ装置をネットで探し、いきつけの修理屋で取り付けてもらった。

    

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後付けのオートクルーズ装置
今回、いつもの宗像大社まで大阪から600キロ、そしてそこから高千穂まで200キロ・・・

いつもならそこから折り返し、帰るのだが・・・

今回はさらに鹿児島の霧島神宮へ足を伸ばした。

高千穂からさらに200キロ・・・

それから帰りに、宇佐神宮へ300キロ・・・

そのあとは、本州に入り、出雲大社と八重垣神社へ回って帰ってきた。

    

    

距離にすると2000キロは超えていると思うのだが、大阪から九州方面には地道でも自動車専用道やバイパスが多く、このオートクルーズを使うことで、アクセルから足を離せるので、まったくひざに負担がかからない。

帰りついても、まったく疲れがなく、あと1回りしてもなんともないと思えるくらい、役立つ装置だと思った。

今週もまた諏訪大社に出かけるから、楽しみである。

(資)文化財復元センター  おおくま

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