続・「超訳・易経」竹村亜希子
この本、もう一度読み直してみた。
「易経」には、占いとは別に、哲学の書でもあると言うし、また中国の「四書五経」の一つとされているのだが、その価値がイマイチ判らず、なぜ占いの卦に書かれたことに、そこまでの価値があるのか?
それを知りたくて、またいくつかの本を注文しているのだが、この本は確かに判りやすく、具体的にこの64の卦に書かれている内容の価値をわからせてくれる。
私は自画自賛ではないが、努力家で工夫家であるらしい・・・
元々、自覚がなく、それが当たり前のことだとずっと思ってきたが、離婚をして500人以上とメールのやり取りをして、気が付いたのだが、私の方が巷の常識外であるらしく、その努力のしかたが他人の何倍もの努力で、学習機能もずいぶんと働いているみたいで、なおかつ、物事がうまく行かないと諦めるのではなく、さらに「なにくそっ!!」と力が湧いてくるようになった。
それはそれで、不可能を可能にする力にはなるのだが、しかしその努力がむしろ邪魔をして、悪い状況を長引かせることもあるらしいと、易経を読んで少しわかってきた。
つまり、悪い状況を覆そうと努力しても、「時期」が来ない限り変わらなかったり、自分が努力するより「受け入れる」とか「ゆだねる」ことで、状況が変わると言う。
そういう、人生で出会う出来事を64の卦に分けて、その状況と対処のしかたを教えているのが、「易経」だと言う。
その価値が、この本を読んで、少し「実感」できた・・・
(資)文化財復元センター おおくま