「窮すればすなわち変ず」北尾義孝
この本はまさに「窮すれば変ず」で検索したものであるが、私はあまり世の中のニュース事には興味もないし、ましては経済問題には関心がない。
どうも著者はSBIホールディングの代表者らしい・・・
はっきり言って、評判はよくないと思うのだが、著者は他にもずいぶんと本を出しているらしく、それぞれのレビューを読んでも、賛否両論がある。
ただ、私はこのタイトルが目に入り、古本だと随分と安い・・・
「まぁ、いいかぁ・・・・」と思い買ったのだが、届いてから読み始めると、ほとんどが彼の仕事がらみの話であり、私は興味がないので本を閉じようと思ったのだが、最初に戻り、「目次」を見ると、前半は仕事がらみの話だが、後半に「先人の叡智に学ぶ」と言う部分がある。
とりあえず、途中を飛ばしてそこを読み始めた。
その部分には少し学ぶべき部分がある。
どうも著者は漢文を好む人らしく、それらについて何冊も著書があるらしい・・・
ただ、この本のタイトルとなっている「窮すればすなわち変ず」と言う事については、直接的に触れられていないように思い、そういう意味においては、残念である。
ただ、他の著書に「君子をめざせ小人になるな」とか「中国古典からもらった不思議な力」と言う著書があり、興味が有るので、レビューを見たが、やはり彼の仕事に関して悪い印象があり、批判的な者もあるが、おおむね評価はよい・・・
ただ、見かけ倒しである可能性もあり、「易占」で「君子について学びたいが、彼の著書はその価値があるか?」と問うと、割といい卦が出た。
そこでとりあえず、それらの本も安価なので取り寄せて、読んでみることにした。
(資)文化財復元センター おおくま