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節約の勧め
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先日拿捕した研修生に、無給とはいっても、そのまま放っておいては、どうして生活すればいいのか?とても不安に思うわけだ。
 
    
うちには、かつて二人の新卒の研修生が同時に入ってきた時期があり、彼女たちはまずいかに安い家賃の住居を探すか?
つまり、家賃は支出の中の一番大きなウエイトを占めるから、そこから節約しなければ、食っていけない。
 
    
当時、8年ほど前だが、枚方の駅前で1万円台のハイツがあり、女一人で暮すには十分なスペースであり、家賃から想像すると随分なあばら家を想像するが、しかし立派なものであった。
 
そしてもう一人も、確か2万円弱じゃなかったかな・・・
個人宅の庭に4戸一の借家があり、コストパフォーマンスはとても高かった。
 
    
昨年、けいはんなの近くで、大学院卒の男子が自分でネットで探したのが、確か3万弱と聞いていたが、ずいぶん安いと思っていたら、今回彼女のために調べると、いくつもの2万円台のアパートが近くにあるらしい。
しかも隣の駅の徒歩圏にあったり、探せば結構掘り出し物はある。
 
    
いずれも平均的な家賃の半分くらいと言える。
ただ、出費を抑えただけでは当然暮して行けず、どうすれば生活費を稼ぎながらこの仕事を続けるか?
それについても前例があるわけで、その方法を教えながら、実際の相場を調べたり、ハローワークにも連れて行き、求人先を見たり・・・
 
    
もう一つ経費を節約するものに「交通費」がある。
彼女も実は大阪市内に友達とシェアした部屋があるのだが、そこからの交通費と通勤時間を見直す必要がある。
往復の2時間強、バイトできれば家賃くらいは浮くし、交通費も原付で通勤すれば、経費は大幅に下がる。
 
    
そういう一つ一つのことを、実際に調べ、そして実現可能かどうかを自ら判断させる。
 
そうすれば、安心できるわけだが、給料は出さなくても、知恵を出すことで協力は惜しまない。
 
(資)文化財復元センター  おおくま
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