先日お知らせした「賢者の選択」に出演した呉 汝俊を見た。
我が家は未だにアナログテレビで、地上波デジタルは映らない。
しかも唯一放送される「サンテレビ」は自宅でも映らず、仕事場では受信可能だと判り、録画をして今朝見ることが出来た。
呉 汝俊の演奏や歌はCDを何枚も持っているし、何度も繰り返し聴いているのだが、恥ずかしながら、呉 汝俊の動く姿や話し声は初めて見させてもらった。
井脇先生から、著名な音楽家であることを聞いてはいたし、また先日購入した本にも、その経歴は詳しく書かれている。
しかし、中国戯曲学院に1万倍を超える競争率で入学し、常に首席を貫き、卒業後の彼の実績など、にわかに信じがたい面があった。
しかし、彼の口からそれらが事実だと言うことを聞くと、やはり凄いと思う。
また、彼が日本を拠点として活動し日中友好のために努力していること。
私自身も、中国の文化遺跡のすばらしさを思い、それを未来に残すために協力をしたいと思う。
それらは共通点であり、あい通じるものがあるので、紹介いただいた井脇議員に感謝します。
ただ、思うのだが、よく「日中友好」では「大同小異」には拘らないと、中国側がよく言う。
しかし、現実問題、私自身も多くの中国人とメールのやり取りなどを経験しているが、口で言うほど簡単な問題ではないと実感している。
人は生まれたまま変わらぬ人は居ないわけで、必ず回りの影響は受ける。
特に教育・イデオロギー・宗教などは多大な影響を与え、価値観や常識にまで違いを起こす。
建前の話をいくら口にしても、現実問題として明らかに中国と日本では、いろんな出来事でも違いがある。
それはけっして低い壁ではない。
でも呉 汝俊は家庭内で日中友好を実践し、すでに結婚20周年である。
そんな彼だからこそ、建前の「日中友好」ではなく、互いに本心をぶつけ合い、そして「対話」を繰り返すことが、互いを知り、互いを理解することになると判っていると私は思う。
「モノを創る者」同士としては、あい通じるところが多分にあり、壁は低いが、ここに利害関係が絡むと、壁は高くなる。
ぜひとも、彼を通じ、私のデジタル画像による文化財復元が中国に根付くことを期待します。
さいごに、先日紹介した「もし風が見えるのなら ルーチンとアキコ21歳の年齢差を越えて」の売り上げが全国的に随分伸びているらしい・・・
「もし風が見えるなら ルーチンとアキコ 21歳の年齢差を超えて」
安藤俊介 著 ポプラ社 刊
<9月18日発売から現在までの実績>
9月18日発売日 紀伊国屋書店 全店集計ランキング 第1位
9月月間 紀伊国屋書店新宿店 週間単行書ランキング 第9位
10月6日?12日 紀伊国屋書店福岡本店 週間総合ランキング 第3位
9月14日?20日 八重洲ブックセンター 8F 週間ランキング 第2位
9月18日?10月1日 丸善本店 ノンフイクション 第7位
丸善日本橋店 ノンフイクション 第6位
10月6日?12日 旭屋書店札幌店 週間総合売り上げ 第2位
10月13日?19日 ブックセンタークエスト小倉本店
文芸書週間ランキング 第1位